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孫と楽しもう
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投稿日:2012/04/25 |
銭湯を舞台にした文字なし絵本。
俯瞰で建物の内部、備品、入浴する人々の様子などが
それはそれは細かくていねいに描かれている。
素朴で泥臭い水彩画が雰囲気にぴったりだ。
読み聞かせが苦手だとしてもこの本なら大丈夫。
おじいちゃんおばあちゃんにとってここに描かれている
銭湯の風景は懐かしくも見慣れた世界だ。ごく日常だったから
「高い天井からときどき冷たい水が背中に落ちて来るんだよ…」
などと絵を見ながら孫とあれこれ会話しながら楽しむことができる。
最終ページ、出口の横で待っている若い女性は「神田川」を思い出すのだが、
それはまた別な話…
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極彩色の人気者
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投稿日:2012/04/24 |
こんなカラフルでインパクトのある絵本はない。
黄、赤、オレンジ、ピンク、紫、青、緑、黒、白…
9色の肌を持つエルマーが主人公。
見た目は違うけど、ゾウ仲間では人気者。
でもみんなと同じ色になりたくなったエルマーは変装に出かけるが…
ゾウたちもジャングルの動物たちもみんな表情がやさしいので、
気持ちよく安心して読める。
最後の見開き4場面のパレードが見どころ…
文字はないけれど、見物の動物たちの様子、20頭のゾウたちの
カラフルな変身ぶりなど楽しみ方は色々。
子どもたちと会話がはずむだろう。
ぼくはこの場面では思わずエレクトリカルパレードの音楽を
くちづさんでしまう。
ところで、エルマーの9色を絵の具でまぜてそこへたっぷりの
水を加えるととそれはゾウ色に見えなくもないのだけれど…
それはまた別な話…
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ちょっと、くさいのぉ…
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投稿日:2011/05/28 |
好みもあるだろうが、これを読み聞かせの定番レパートリーにしている人は多いのではないか。
異なる職業の4人がそれぞれの特技を生かして、泣く子も黙る閻魔さまを降参させる痛快なおはなし。上演に小一時間かかる大ネタの落語をアレンジしたものだが、昔話にも「三者の死出の旅」などの類話がある。染色画家が布に描きあげた鬼たちは個性的で一つのスタンダードになったと思う。
テキストの関西弁をある程度取り入れて読むと、若干下品な(それゆえに喜ばれる)部分も乗り切れる?
ところで…たじまゆきひこの双子の兄弟で絵本作家の田島征三は「たしま」と濁らない理由がいまだに不明で気になっているのだが、それはまた別な話…
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大人も挑戦
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投稿日:2011/05/28 |
落語絵本シリーズのなかでもこれは成功の1冊といえる。
大人から子どもまで、寿限無は多分日本中で一番有名な落語だろう。これは言葉遊びの本なのだ。意味はチンプンカンプンでも何とも心地よいリズムで口ずさめる。しかもありがたいことに江戸情緒の絵がついている。頭の柔らかい子どもたちはわけなく丸ごと覚えてしまうだろうが、大人は名前の由来を絵ときしてもらうことで興味が増し、理解が進む。できれは落語家の口調を思い出しながら読めば更にたのしめる。
途中で子どもたちが「寿限無寿限無…」と長い名前を唱えながら赤ん坊をあやす場面では「いない いない いない…」でしばらく止めてからページをめくって「ばあ…(間)…あらっ ねてる」と続けると面白い。
ところで…寄席では寿限無は前座の演目であり、真打ちはやらないのだという。歌舞伎の「外郎売」のように活舌のトレーニング用なのだろうか。でも、それはまた別な話…
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…ん?で…どうなるの?
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投稿日:2011/05/28 |
わらしべ長者を筆頭に交換をすることでストーリーが展開していく作品は色々あるがその中でもとりかえっこの中身がユニーク。
ひよこが散歩の途中に出会った動物たち…ねずみ、ぶた、かえる、いぬ、ねこ、そしてかめとも鳴き声を交換していくのだが…
一見ナンセンスのようだが、好奇心旺盛に何でも観察し、何でも吸収する幼児の生活を思えば、ひよこの行動はまるごと楽しめる。
鳴き声を子どもたちに言わせて読み手はナレーションに専念するのも一興。
ところで…鳴き声をひよこととりかえっこした動物たちは自分の声に戻ったのだろうか…気になるのだが、それはまた別な話…
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オノマトペが勝負
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投稿日:2011/05/28 |
始まりは真っ赤なりんごが落ちて来る。相当に巨大だ。
そこへ通りかかったモグラ、アリ、チョウ、リス、ウサギ、ブタ、タヌキ、キツネ、ワニ、ライオン、クマ、キリン、ゾウとだんだんサイズアップする動物たちが次々にごちそうになるのだが…
動物たちが食べる擬音をいかにおいしそうに、しかもふくらませて読めるかが勝負だ。ただ文字だけ追えばすぐ終わってしまうのだから。
ところで…ライオンがりんごを食べるのかは不明だが、それはまた別な話…
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自立の始まり
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投稿日:2011/05/28 |
パンツをはくことが絵本になるのか?…なるのだ。少なくともおむつがとれてからしばらくの幼児にとっては日々のパンツ着脱は大仕事。
主人公のたつくんはかんしゃくをおこしてお尻丸出しで外へかけだしたあげくお尻を泥だらけにして戻り、お母さんにしかられ、でも最後は動物たちにもほめられて大満足。
パンツをはくため片足をあげて…どでん!のところをページをもどしながら繰り返す、動物たちがたつくんに尻尾を振って見せるところを1匹づつ丁寧に繰り返す、お母さんが泥だらけのお尻をジャブジャブ洗うときにたつくんが「冷たーい」リアクションをするなどすると楽しめるだろう。
ところで…子どもに絵本を読む時、固有名詞に読みかえるのも子育てでは常用手段だが、それはまた別な話…
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献身的なおばけ
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投稿日:2011/05/28 |
ストーリーと絵のバランスがとてもいい絵本。
大事なメガネをなくしたうさこは夜道を森の中まで探しに出かける。そこにはおどかす相手を探しているおばけが待っていた。しかし目の悪いうさこが怖がらないため、おばけはメガネを探しにかかるのだが…
登場する古典的なおばけとうさこはどちらもまっ白で暗闇によく映える。あちこちにユーモラスな場面がちりばめられており、幼い子でも適度に怖がりながらも安心して楽しめる。
ところで…老眼鏡をあちこちに置き忘れるのは日常茶飯事なのだが、それはまた別な話…
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娘には弱い…
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投稿日:2011/05/28 |
コラージュ絵本を代表する作家のエリックカール。
日本には一茶の「名月をとってくれろと泣く子かな」という俳句があるが、子どもに月をとりたい、さわりたいと言われた親は多い?この絵本で娘のリクエストに応えようと頑張るパパの姿に共感するお父さんもまた多いのではないだろうか。ほぼ全ページの背景になっている幅広い平筆の筆跡を生かした夜空の表現が効果的だ。途中に何カ所もある画面が広がる仕掛けも良い。
パパが読む場合にはパパの気持ちを前面に出してアドリブを加えて読んでみたい。
ところで…パパが小さくなった月を娘のモニカに手渡すエピソードはもしかすると作者の実体験ではと推測するのだが、それはまた別な話…
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毎日にドラマがある
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投稿日:2011/05/28 |
少年の感性をやさしい眼差しで描き続けるのが絵本作家キーツ。
学校で作った紙製のねずみ人形が思わぬ活躍。キーツの絵はコラージュと不透明水彩画の組み合わせが特徴だが、この本ではアパートの窓に住人の夢がマーブリング模様のコラージュが印象的に使われている。
カバーの裏側にかみねずみの作り方が印刷されているので実際に作ってみると物語への興味が増すと思う
。
ところで…キーツの描くニューヨークの下町はウエストサイド物語を思い出させるのだが、それはまた別な話…
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