新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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ロングセラー
どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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楽葉

じいじ・ばあば・70代以上・埼玉県

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自己紹介
リタイア後、幼児が手軽にできる小さい人形劇を研究しています。

楽葉さんの声

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自信を持っておすすめしたい 小さな主役  投稿日:2011/05/28
ひとあし ひとあし
ひとあし ひとあし 作・絵: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 好学社
 一見草がはえているだけの地味な表紙だが、
<なんでもはかれる しゃくとりむしのはなし>と
サブタイトルを読むと自然に小さな緑のシャクトリムシが
目に入る仕掛け…

 なんでも測れることをアピールしたシャクトリムシが
コマドリのしっぽを測ったことから次々に鳥たちの
自慢の部位を測ることになる…
フラミンゴの長い首…
オオハシの大きく太いくちばし…
サギの長い足…
キジの長いしっぽ…
小さいハチドリはまるごと…
そして最後にナイチンゲールに自分のうたの長さを測れと
おどかされたシャクトリムシは機転をきかせて大脱走に成功する。

 こすり出し技法で表現したコラージュが白地に美しい…
フラミンゴやサギのページは特に構図がきちんと計算され、
しゃれたポスターを見ているようだ。

 どのページもテキストが短いので、読み聞かせの時は一工夫。
子どもとシャクトリムシになった気分で
測る鳥の部位を指でなぞりながら
「いーちぃ にーいぃ さーん…」と数を数えるのも楽しい。
最後に逃げ出すところは早くしたり、遅くしたり
変えて遊んでみよう…
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自信を持っておすすめしたい 息継ぎなしに挑戦しよう  投稿日:2011/05/28
これはのみのぴこ
これはのみのぴこ 作: 谷川 俊太郎
絵: 和田 誠

出版社: サンリード
 和田誠・谷川俊太郎のゴールデンタッグの言葉遊び絵本。

 これはのみのぴこ…に始まり、ページをめくるごとに左ページにテキストが1行づつ増えていく積み上げ歌形式で右ページにはそれに対応する人物が描かれる構成。手書き文字と絵が一体となっている。

 「これは」でそのページの人物を指さし、一息にテキストを読み切る。ページをめくるたびにだんだん息が切れる苦しさとの戦いが見どころである。

 ところで…マザーグースにある有名な積み上げ歌「これはジャックのたてたいえ…」も数々の絵本になっていてそれもまた面白いのだが、それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい ビックリの結末…  投稿日:2011/05/28
ぞうのボタン─字のない絵本─
ぞうのボタン─字のない絵本─ 作・絵: うえののりこ
出版社: 冨山房
 ありえないアイデアを絵の力で目に見えるものとして納得させる力のある文字なしエンドレス絵本。

 ぞうのお腹にボタンがあオチがわかった後でも幼い子と繰り返し楽しめるだろう。最後に登場するねずみは後に「ねずみくんのチョッキ」に始まるシリーズの主役に昇格?

 見開き全14場面は白い背景に右ページにのみモノクロの動物が描かれる贅沢なつくりになっている。それぞれの動物のお腹についているボタンに注目しながらページをめくって対話しながら読んで?いきたい。

 ところで…この絵本は初めにアメリカで出版され2年後、日本から刊行されたという変わった履歴があるのだが、それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい 音と匂いが…  投稿日:2011/05/27
てんぷらぴりぴり
てんぷらぴりぴり 作: まど・みちお
絵: 杉田豊

出版社: 大日本図書
 まど・みちおの詩は瑞々しい。言葉の力を見せつけられる。
40年近く前、本棚でタイトルに惹かれて手にとって以来、折に触れて思い出す1冊だ

 タイトルになっている詩は「ぴりぴり」のフレーズだけでシソの実のてんぷらを揚げる音や匂いまで伝わってくる。これが詩なのだと実感したことだった。詩と一体化した杉田豊の挿絵はいつものカラフルな色彩ではないが、2色刷りの制約を逆手にとって効果的だ。

「イナゴ」という詩でイナゴを見つめる詩人は最後に歌う。

  ああ 強い生きものと
  よわい生きもののあいだを
  川のように流れる
  イネのにおい!

強いのはイナゴ?それともそれを見ている人間の方?…

 ところで…巻末にある著者紹介の住所が川崎の実家のすぐ近くなことに改めて驚いたのだが、それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい こんな詩なら書いてみたい  投稿日:2011/05/27
版画のはらうた 1
版画のはらうた 1 作: くどうなおことのはらみんな
絵: ほてはまたかし

出版社: 童話屋
 子どものころから詩が苦手で書けといわれると頭が真っ白になり途方に暮れたものだった。

 この小さな詩集に登場する詩人たちの面々は…かまきりりゅうじ、かぶとてつお、こねずみしゅん、けやきだいさく、かぜみつる、つきとしこ…などなど野原の住人たち。それを作者がなり替って書いたもの。遊び心があふれている。これを詩と呼べるのなら詩を書くことは楽しいに違いない。それぞれの詩は文字を含めて素朴で親しみのある一枚の版画になっていて想像の世界を拡げてくれる。

 声に出して読む時はぜひこちらも作者に負けずにそれぞれの気持ちになりきってみるといい。

 ところで…昔、3年生の教室で「おう なつだぜ…」で始まるかまきりりゅうじの詩を読んだら男子に大喜びされたことがあったのだが、それはまた別な話…。
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自信を持っておすすめしたい やるときはやるもんだ  投稿日:2011/05/25
モチモチの木
モチモチの木 作: 斎藤 隆介
絵: 滝平 二郎

出版社: 岩崎書店
 「にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ…」最後のページで 祖父ががんばった孫にきかせるセリフは作者から読み手への究極のメッセージだろう。

 峠の猟師小屋で じさまと暮らしている5歳の豆太は夜には一人で便所に行けない臆病者。ある晩腹痛に苦しむじさまを助けるため医者を呼びに必死で夜道を駆け下りた…そしてその帰り道に言い伝えのある貴重なの景色に出会うのだった。骨太な文章にくっきりと遠目のきく切り絵がぴったり合っている。

 深い青をバックに漆黒の擬人化した枝が恐ろしげに迫る場面を特に印象的に見せてあげたい。

 ところで…絵本が発行された1971年当時、切り絵作家滝平二郎は朝日新聞日曜版の連載で大ブレイクしていたのだが、それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい 本質を見抜く恋心  投稿日:2010/08/24
ロバのおうじ
ロバのおうじ 作: グリム童話
絵: バーバラ・クーニー
訳: もき かずこ

出版社: ほるぷ出版
グリム童話の絵本は数えきれないくらいあるが、ぼくが
本当に気に入っている1冊がこれだ。

魔法使いの呪いで生まれながらロバの姿をしている王子が
努力して身に付けたリュート演奏の特技で自分の運命を変える…
原作にはない王子の前向きな生き方、王子の本当の姿をしっかり
見抜くお姫さまの恋心がさわやかでハッピーエンドが納得できる。
まるで舞台を見ているように適度に様式化され、登場人物が
魅力的なバーバラ・クーニーの水彩画が素晴らしい。
昔話を絵本化することに否定的な意見がある。
読み手の自由な想像力をじゃまするというのだ。
でもこの作品にはあてはまらない。

 若い女性にお勧めしたいと思い、結婚披露宴の
スピーチで紹介したこともあるのだが、
それはまた別な話…
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自信を持っておすすめしたい 驚きの連続  投稿日:2009/12/02
どうぶつなんでも世界一
どうぶつなんでも世界一 作: アネット・チゾン タラス・テイラー
絵: アネット・チゾン タラス・テイラー
訳: 佐藤 見果夢

出版社: 評論社
世界で一番大きな魚は?
大きな目は?
大きな卵は?
長い毛は?

題名通り様々な視点から動物のナンバーワンや
チャンピオンを紹介している

作者はおばけのバーバパパでおなじみのコンビ
親しみのある絵で絵本としても楽しめる

子どもと見たあと図鑑でもう一度
確認してみるのも面白い
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なかなかよいと思う よかったねくもくん  投稿日:2009/11/27
ソフトクリームになったくもくん
ソフトクリームになったくもくん 作: 山脇 恭
絵: 中沢 正人

出版社: 偕成社
ぞうくん きりんくんが白い雲をおだてて
自分たちの姿に変身させて遊んでいると
くいしんぼうのキツネが大きな
ソフトクリームになるようリクエスト
それがあんまりおいしそうだったので…

青い空をバックに ほのぼのとした絵と
おはなしが幼児と遊ぶ絵本にぴったり
途中でちょっとした事件もおこり
オチも納得
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なかなかよいと思う めぐりめぐって  投稿日:2009/11/27
おまつり おまつり!
おまつり おまつり! 作: プロイスラー
絵: フォーゲル
訳: たかはし ようこ

出版社: 偕成社
一年一度の巡回まつりはみんなの楽しみ
赤い帽子をかぶった男の子、シュテフェンは思った
「もの売りのおじさんは いいなあ!町から町、
村から村へ、まい日おまつりが たのしめるんだもの。」

でも物売りおじさんにもつらいことはある。
「おれは 手まわしオルガンひきになればよかったなあ!」
でもオルガンひきは…

こうしてうらやましい病が次々つながって最後は
シュテフェンがうらやましがられることに…
おまつりに集う人々が何をして何を思うのか
見開き画面いっぱいの絵を見ながら子どもと
会話をするのもいいだろう
「大どろぼうホッツェンプロッツ」などでおなじみの
プロイスラーが文を書いている

残念ながら絶版中
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