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新装版 ゆきがやんだら

新装版 ゆきがやんだら(Gakken)

酒井駒子によるロングセラー絵本の新装版

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい 時間と空間を超えた外国へ旅行  投稿日:2011/02/20
エヴァ先生のふしぎな授業
エヴァ先生のふしぎな授業 作・絵: シェシュティン・ガヴァンデル
訳: 川上 邦夫

出版社: 新評論
 春休み向けのお薦め作品を探していて、高学年向きにどうかと読んでみました。

 EU加盟国の増加に伴って、ヨーロッパの様子が加速度的に変わってきている中、現代のスウェーデンの子どもたちのために、100年前の「ニルスのふしぎな旅」と肩を並べられるような、新しい読み物を作ろうという企画で2002年公募し、当選した作品だそうです。
 「ニルスのふしぎな旅」は、セルマ・ラーゲルレーヴが、20世紀初めのスウェーデンの地方の村や町にでは学校も少なく、自国の歴史や地理についても、地域によって人々がどんなに異なった生活をしているかも子どもたちは知りませんでした。
 それを伝えるべく編まれた作品です。

 この作品もまさに1995年、EUに加盟したスウェーデンの子どもたちにとって、全体のしてのヨーロッパを把握・理解しずらくさせています。
 そのようなスウェーデンの子どもたちのためにという趣旨により作られた作品ですが、私たち日本人にとっても読み応えのある作品でした。

 6年生となった主人公のクリスティーンが、クラスの担任となった秘密めいたエヴァ先生と出会い、そして不思議な授業を体験します。
 スウェーデンの学校ならどこにでもあるグルップルム(教室に付属する小部屋)をタイムマシンの発着基地にかえ、クラスの子どもたちをひとりひとりを、時間と空間を超えた外国へ旅行させ、そこの国の歴史を直接体験させるというお話です。
 
 あとがきにもあるように、賞賛の裏側で酷評もあることは否めません。
 が、小学生の読み物としてはクラスの中の生徒たちのパーソナリティが見事に書き分けられていて、生徒同士の関係・生徒と教師の関係・生徒と家族の関係などもおりこまれ、等身大のと登場人物たちに共感と一緒の連帯感を持ち読み薦められる作品だと思います。

 12歳の息子に勧めたところ、見事にクリスティーンのクラスメートになってしまい夢中で読んでいました。
 高学年から中学生、いえいえ高校生以上の方にもお薦めします。 
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自信を持っておすすめしたい 末っ子ってこういう遣い走りをさせられ・・  投稿日:2011/02/19
ポテト・チップスができるまで
ポテト・チップスができるまで 作: 森山 京
絵: 佐野 洋子

出版社: 小峰書店
 楽しくてあったかい幼年童話です。

 遠くの町へ働きに行っていたぶたのお父さんが、しばらくぶりで家へ帰ってくる事になりました。
 お母さんは、お父さんの大好物のポテトチップス作りを始め、七匹の子ぶたの兄弟もお手伝い。
 その後、子ぶたたちは外へ遊びに、・・・。

 末っ子って、こういう遣い走りをさせられるんですよねぇ〜。
 お母さんのポテトチップス作りの様子が、末っ子の子ぶたの報告で読んでいて楽しみになります。
 そっと、のぞきに来ているはずが、お母さんにバレバレで、それもなんかほのぼのな親子の楽しい会話になっています。

 終盤、末っ子ちゃんが兄姉たちに出し抜かれて、ヒド〜イと思ったら、とってもラッキーなエンディングになっていてほんわかしました。
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自信を持っておすすめしたい このシニカルな笑いを解せるのは、高学年  投稿日:2011/02/19
おりこうねこ
おりこうねこ 作・絵: ピーター・コリントン
訳: いずむら まり

出版社: 徳間書店
 「聖なる夜に」でコリントンさんの世界に魅了され、この作品を捜し借りてきました。
 12歳の息子にとって、ちょうど良い年頃に出会えた作品だと思います。

 毎日多忙な飼い主におざなりにされ、餌を待ち続ける事に嫌気がさした猫のシマシマ。
 意を決して、自らキャットフードの缶を開け食べ始めたら、家族はシマシマの能力を「おりこうね」と賞賛し、家の鍵の開け閉め・ATMでお金を下ろさせ・果ては買い物までさせる調子の乗りよう。
 シマシマのささやかな余暇を過ごす様子に「可愛い〜」と見つめていたら、なんと外へ働きに出ろ!という飼い主。
 もう、ここで呆れながら笑わずに入られませんでした。

 さて、人間顔負けの働きぶりの“おりこうなシマシマ”のお利巧な解決の仕方に参りました。

 「よくできてるお話だなぁ〜」と、息子が感嘆の声をあげていました。
 このシニカルな笑いを解せるのは、やはり高学年からかなと思います。

 とにかく綿密に練り上げられた愉快なストーリーでした。
 シマシマも可愛らしさを削ぎ落としたようなキャラクターで、このお話の中で生かされていると思いました。
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自信を持っておすすめしたい 大げさに、なりきって読まなくちゃ!  投稿日:2011/02/19
へんしんコンサート
へんしんコンサート 作・絵: あきやま ただし
出版社: 金の星社
 “へんしん”シリーズはやっぱり楽しい。
 声を大きく、大げさに、なりきって読まなくちゃ!

 こちらは、コンサート。
 司会者のきんぞうさんのキャラから大笑い。
 ステージに立つ歌手の面々(特にネーミング)にもクスリ!
 そして歌って変身後の姿にまたまた爆笑!

 わたしは、歌手新聞さんの変わり身に、息子はしんじ君の変わり身に大笑い。

 いしたろう君のだだのこねように???でしたが、お見事!

 司会者のきんぞうさんにトドメを刺され、最後まで笑わせられっぱなし。

 見返し(後)のアンコール劇場も堪能できました。

 新入学生のお話会で読んでみようかな〜♪
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自信を持っておすすめしたい 命の逞しさ力強さ  投稿日:2011/02/18
たろうとつばき
たろうとつばき 作・絵: 渡辺 有一
出版社: ポプラ社
 椿の花が綺麗な季節ですので手に取りました。
 
 椿と言えば、大島と思っていましたが、伊豆七島で一番小さい利島(人口約300人)が、椿油の生産量全国一なんですね。
 この島(東京都利島村)に住む太郎くんを主人公に、この島に住む人々の生活の様子を知ることができました。
 
 医療面では、やはり充実しているとは言えないこの島にも新しい命は生まれます。
 たろうくんのおかあさんも産気づいて、東京の病院へ海上自衛隊のヘリで移送されました。
 椿油の作業の忙しいお父さんにかわって、手術が必要になったおかあさんのいる東京へ向かうたろうくん。
 この旅でのたろうくんの頑張りように涙が出ます。
 
 命の逞しさ力強さを感じました。
 人々は、どんな環境の中でも、しっかりと命を守り育んでいるのだと感動しました。
 ラストのページの綺麗な島の全景に訪れてみたくなりました。


 河東碧梧桐の「赤い椿白い椿と落ちにけり」 という句を思い出しました。
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自信を持っておすすめしたい 愛嬌があるばかりではなく逞しい  投稿日:2011/02/18
もりのねこ
もりのねこ 作: 工藤有為子
絵: あべ 弘士

出版社: 小峰書店
 あべ先生の絵ということで新刊コーナーから借りてきました。

 タイトルから森に猫って住めるの?と思いましたが、なんと魅力的な猫が住んでいました。
 その名はキエシェ。
 三見開き目で彼に対面し、カワイイ〜とニッコリしてしまいました。
 キエシェが、森に住む事になったわけは、ラストまで内緒という事で、あべ先生の描く森の四季、そして朝・夜を楽しみました。
 森の息遣いが伝わってきます。

 見事に野生化しているキエシェも愛嬌があるばかりではなく逞しい。
 
 ラストのキエシェの仕事振りに、再びニッコリしてしまいました。

 工藤先生のリズミカルな文とあべ先生の描き出す森の世界をご堪能ください。
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自信を持っておすすめしたい 幸せな人にも、心折れている人にも贈りたい  投稿日:2011/02/18
キスの時間
キスの時間 作・絵: アントワーヌ・ギロペ
訳: 落合 恵子

出版社: クレヨンハウス
 胸が熱くなり、心が温まる作品でした
 週末のお休み前にナイトキャップと共にながめるのも素敵かも。

 キスの瞬間は、こんなにも優しく美しいものなのだと気付かされます。
 恋人・親子のシーンもさることながら、現実では見ることが難しいカップルのキスシーンも皆愛に溢れています。

 ラスト一文は、子どもたちへだけではなく、全ての命あるものへのよびかけに思えました。

 このちきゅうが やさしいキスで いっぱいに なりますように

 という裏表紙のメッセージ文もなんともお洒落です。

 幸せな人にも、心折れている人にも贈りたくなる作品でした。
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自信を持っておすすめしたい 「・・いかがなものか?」に如何なものか?  投稿日:2011/02/18
とうさんとうさんいかがなものか?
とうさんとうさんいかがなものか? 作: 穂高 順也
絵: 西村 敏雄

出版社: あかね書房
 表紙絵を見て、大笑い!
 穂高&西村先生は「どろぼうだっそうだいさくせん」といい「マーロンおばさんのむすこたち」といい「三人」がお好きですね。
 
 そして、タイトルでまた爆笑。
 「・・・いかがなものか?」っていう言い回しは、子供読者の多い絵本で、いかがなものか?と吹き出してしまい、レジへ走りました。

 さて今回の三人は、八百屋に石屋に花屋さん。
 店の父さみんな仲良し。
 八百屋の菜っ葉のと石屋の石の嫁貰いに大笑い!
 とにかくリズミカルな繰り返しの文章と、頼もしい父さんたちの台詞に参りました。
 花屋の看板娘と?と私もすっかり騙されて、ハッピーエンドの頃には、「これぞ穂高&西村ワールドだぁ〜!」と納得納得。
 
 それにしても、終盤の結婚式の図は、見れば見るほどヘンテコで、でも許せちゃう愉快さです。
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自信を持っておすすめしたい そりゃ、極端な話だわ!  投稿日:2011/02/18
ほんをよめばなんでもできる
ほんをよめばなんでもできる 作: ジュディ・シエラ
絵: マーク・ブラウン
訳: 三辺 律子

出版社: らんか社
 タイトルを見て、「そりゃ、極端な話だわ!」と一人で突っ込みを入れてしまいました。

 主人公のサムくんの並外れた能力に初めはクスリと笑っていられましたが、もう少しで4歳という年頃で医学者を読み、自分の奇病を解決してしまうあたりで大笑い。

 息子は、自転車レースでの勝利も読書で勝ち取る場面でひっくり返っていました。

 終盤のグルンダルーン退治は、小さいお子さんにうけそうですよ。

 お話の極端さと絵のダイナミックさがこの作品の魅力でしょうね。

 それにしても、作中に「はらぺこあおむし」等と一緒に、ご自分の作品「ツチブタのアーサー」を登場させているブラウンさんの遊び心がにくいですねぇ〜。
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自信を持っておすすめしたい 些細な事や瞬間にこどもの心を掴んでしまう  投稿日:2011/02/16
ねえとうさん
ねえとうさん 作・絵: 佐野 洋子
出版社: 小学館
 佐野先生の描く動物で好きなのは、猫と熊。
 特に、この作品のくまの父さんは、角が無くってあったかくって好きです。
 冬眠から目覚める時期でしょうか、一見開き目のページの雪解けの様子から伺えます。

 母さんとの二人きりの朝食で、思い切り背伸びした事を言うくまの子が可愛い。
 次ページで、父さんはどこかへ行っている事がわかります。

 待ちわびていた父さんと再会し、ゆったりとした楽しい散歩の時間を過ごしたこぐまくん。
 なんでもスーッとできてしまう父さんに、一層の尊敬の念を抱いたようです。
 何気ないくまの父子の散歩の様子なのですが、こういう時間を子どもと過ごせているお父さんは、今の時代なかなか無いかもしれませんね。
 お父さん、お疲れさまです。

 それにしても、父親って些細な事や瞬間にこどもの心を掴んでしまう魅力的な存在なんでしょうね。
 母親も日々頑張っているのだけれど(笑)。

 ラストでのこぐまくんの可愛らしい言葉に、ウフッとしてしまいますよ。
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