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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい よその人の「今」に思いを馳せる初体験  投稿日:2011/02/11
ちょうど そのころ ろばさんは?
ちょうど そのころ ろばさんは? 作: 香山 美子
絵: 夏目 尚吾

出版社: 鈴木出版
 まいにち まいにち ゆきが ふったり やんだり・・・

 わかります、わかります。
 雪国の冬は、中盤に入ると、子どもたちも勇んで外へは駆け出して行きません。
 誰かの家を訪問する気も失せるほど降るんですよ、雪が。

 さて、この作品のきつねさん、だーれも遊びに来ないし外へいってもだーれも遊んでいなくて、とっても退屈。
 仕方がないので、クッキーでも焼いてたべることに。
 美味しくできたクッキーも一人で食べてもな〜、ってクッキーを持ってろばさんの家へ行く事に、・・・。

 同じ時間にお友だちは、何をしているの?って、考えることがあまり無い、小さいお子さんにうけそうなお話です。

 ろばさんは、ちょうどその頃、屋根裏部屋のお片づけで出てきたおもちゃをりすさんちへと、・・・。
 そして、りすさんたちは、・・・。

 読んでいるお子さんは、「ほらほらここにいるよ」ってきつねさんたちに教えてあげたくなっちゃうでしょうね。

 雪国ならではの足跡が、みんなを会わせてくれて、よかったよかった。
 読後、「今、おとうさんはなにしてるのかな〜?」「おじいちゃんは?」なんて、会話が弾みそうですね。
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自信を持っておすすめしたい バレンタインデイも近いことだし  投稿日:2011/02/11
こくはくします
こくはくします 作: もとした いづみ
絵: のぶみ

出版社: くもん出版
 新刊で出た時に、書店でタイトルにドキリ!としたのを覚えています。
 図書館で再会し、バレンタインデイも近いことだしと借りてきました。
 やっぱりウフフと笑ってしまいました。
 幼稚園児が「告白」っていう言葉を使うところが可愛らしい。
 
 告白前のドキドキ感、しようかな〜、よそうかな〜っていう揺れる想い、み〜んな大人とおんなじ。
 女の子は、おませさんですからねぇ〜。

 あ〜、でもこのストレートな告白ぶりは大人の男女に見習わせたい。
 
 傷つく事を恐れるあまり(ようは相手より自分のガラスのハートをまだまだ守りたいのかな?)腰砕けなプロポーズが多い昨今。
 “草食系”とか、ていの良い男性への賛辞にも「こんなやからを甘やかすな!」と言いたくなります。
 女子は女子で、チョコを持って行っても、タイミングを逃し、“友チョコ”なんて、情けない逃げ道まで作っちゃって。

 世の大人たちよ、玉砕覚悟で突っ込みなさい!(笑)

 さて、はるなちゃんの告白へのゆうくんの返答が愉快!愉快!
 男の子って、この頃はこんな感じですよねぇ〜。 
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自信を持っておすすめしたい なんか読後、おなかがいっぱいでした  投稿日:2011/02/11
おでん おんせんにいく
おでん おんせんにいく 作: 中川 ひろたか
絵: 長谷川 義史

出版社: 佼成出版社
 冬に読みたい幼年童話ですね。
 中川&長谷川作品ですから笑い満載間違いなしと読みました。

 お父さんがさつま揚げ・お母さんがたまご・そして一人息子がばくだんという家族。
 今度の連休に「おんせんランド」に行く事に。
 ま〜おおむね、おでんの湯に浸かりに行くのだと思っていたら、なんていったって「・・・ランド」ですものね。
 いろんなお湯がありました。
 最初の〈お汁粉の湯〉からこの家族にはミスマッチと笑ってしまいました。
 〈チーズフォンデュの湯〉から出てきたブロッコリーさんにも大笑い。
 
 とうふ家族がお好みのお湯がバラバラっていうのも面白い。
 〈お雑煮の湯〉に入っているあの方にもビックリ!
 
 終盤の〈おでんの湯〉の眺めは、落ち着きますねぇ〜。
 大根さんの件で、トドメを刺されたぁ〜、愉快!愉快!

 なんか読後、おなかがいっぱいでした。
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自信を持っておすすめしたい 元気な関西弁の語りがたまらなく切ない  投稿日:2011/02/11
4こうねんのぼく
4こうねんのぼく 作・絵: ひぐちともこ
出版社: そうえん社
 タイトルだけで手に取り、軽〜い気持ちで読み泣かされてしまいました。
 
 小学生の男の子の絵日記の文で語られるお話です。
 理科の宿題に出た〈星の観察〉で、外食を取りやめ、夜のピクニックに父子で変更。
 「光年」のお話を習ってきた主人公が、お父さんに語った大きな夢。
 そして、極めつけのいじらしいまでの母への思慕。
 明るく元気な男の子の関西弁の語りがたまらなく切ない。

 きっと、普段はお父さんの前で、お母さんのことは話題にしていないような気がします。
 もちろん、めそめそなどしていない事でしょう。

 よくぞ、ここまで朗らかで逞しく育ててくれたと、天国のお母さんもお父さんに感謝し喜んでいる事でしょう。
 
 背景にまで細やかな描写が行き届いた明るい雰囲気の絵も素敵でした。
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自信を持っておすすめしたい 人間は、大きな存在によって生かされている  投稿日:2011/02/09
虔十公園林
虔十公園林 作: 宮沢 賢治
絵: 高田勲

出版社: にっけん教育出版社
 「虔十公園林」は、出版されているものを手を尽くし、読み比べました。
 勿論、文は変わりませんが、高田勲先生の絵がこの作品に一番しっくり合っているように感じ、この出版社のものをお勧めしたいと思います。

 さらに、カバー折り返しの賢治の

 “わたくしはたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。・・・中略・・・わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません”
 
 という文章に、感動しました。

 お話は、知的障害を抱えた主人公虔十(けんじゅう;賢治の当て字という見解もあります)が、人生でたった一度ねだった杉の苗。
 彼の懸命な植林が実を結び、後に都市化が進み田畑が消えゆく中、彼の形見として親が残しました。
 この地を久々に訪れた、この杉林で幼い頃遊んだ今や名士となっている人物の言葉を借りて、「・・・ああまったくたれがかしこくて、たれがかしこくないかはわかりません。・・・ここに虔十公園林と名をつけて、いつまでもこのとおり保存するようにしては」と言わせています。
 
 人間も自然によって生かされてきたこと。
 自然を畏れ、その力を崇め、自分たちの上にあるものとして身を慎しむべき人間の姿勢を訴える、地球の未来への警鐘として書かれた作品です。
 “人間は、自分で生きているのではなく、大きな存在によって生かされている”ということを改めて気付かされる良書です。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい こんなにのんびり楽しみながらするのなら  投稿日:2011/02/08
ふたりでペタペタペンキぬり
ふたりでペタペタペンキぬり 作: ラーシュ・クリンティング
絵: とやま まり

出版社: 偕成社
 シリーズものなんですね。
 カバー折り返しの、既刊作品名を眺めた後、作者クリンティングさんのプロフィールを読んで納得。
 本当に多趣味な方ですね。

 さて、ビーバー?のカストールくんが、作った戸棚にペインティングを仲良しのフリッペくんとすることに。

 ペンキ塗りをするための手順が、準備の段階から丁寧に描かれています。
 な〜るほど〜、と頷きながら読みました。
 何より気に入ったのは、カストールくんとフリッペくんがアイディアを出し合いながら、仲睦まじくゆったりとした時間を楽しみ過ごしていることです。
 こんなにのんびり楽しみながらペンキ塗りをするなら、わたしもやってみたいな〜って、思いました。

 ほかの作品も読みたくなりました。 
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 妊婦さんって、美しいんだなって・・・  投稿日:2011/02/08
あかちゃんがやってくる
あかちゃんがやってくる 作: ジョン・バーニンガム
絵: ヘレン・オクセンバリー
訳: 谷川 俊太郎

出版社: イースト・プレス
 初?初なんですか〜?
 ご夫妻共作が。
 ビックリです!
 もったいな〜い。
 もっとたくさん読みたくなりました。
 
 兄弟が生まれる事を知り、ちいちゃな胸の中の可愛いざわめきが、よく伝わってくる男の子の台詞。
 そして、やってくるあかちゃんが将来「〜になるかもね」というママの言葉に、そのあかちゃんの姿を想像し思い描いている各見開き。
 全面ユニークなコマ割で、あかちゃんが、シェフになったり絵描きさんになったり、はたまた銀行マンになったりの様子が、とにかく可愛らしい。
 さらに、ママが、ファッショナブルな上に美しい。
 女体の神秘というか、おなかが少しずつせりあがっていく様子、腰周りが微妙に変わって行く様子が、よく描かれています。
 妊婦さんって、美しいんだなって改めて思いました。

 お兄ちゃんを連れ、訪れる場所も素敵な所ばかり。
 上に一人いても、こんなにゆったりとした様子で妊娠期間を過ごせるママのおおらかさも素敵。
 自然の大きな摂理に身を委ねているような、新しい命の訪れを喜びを抱き静かに待っている姿がなんとも言えず魅力的です。

 悪い癖の深読みで、エンディングからなんとなくシングルマザーのような空気も感じました。

 皆さんは如何様なご感想を持たれるかしら?
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 多芸なティナの可愛らしさに参っちゃって  投稿日:2011/02/03
さとうねずみのケーキ
さとうねずみのケーキ 作: ジーン・ジオン
絵: マーガレット・ブロイ・グレアム
訳: わたなべ しげお

出版社: アリス館
 「どろんこハリー」の作者夫妻のほかの作品を探していて出会いました。
 なかなか読み応えのある作品です。

 実力があるのになかなか日の目を見ない心優しい料理人トムと、小麦粉貯蔵室にすむねずみティナのフレンドリーな交流が可愛らしい。

 やっと自分の腕を披露できるチャンスに、トムは悪い環境を克服し会心の作品を作ります。
 ところが、意地悪な先輩たちがからかい、足まで引っ掛け、トムのケーキの飾りの白砂糖でできたねずみの女王がばらばらに、・・・。

 ここからトムに普段芸を色々教えられていたティナが大活躍。
 でも、本物のねずみだと誰かに気づかれたらどうしよう、とドキドキしながら読みました。
 なかなかトムのケーキがお城の国王夫妻の口に入らずイライラします。
 ティナのことが見つかるのが先か、トムの実力が認められるのが先か、お話にしっかり引き込まれました。

 ラストのハッピーさに、「良かった!良かった!」と独り言が出てしまいました。

 とにかく多芸なティナの可愛らしさに参っちゃいました。
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 信じて待てる素晴らしいおかあさん  投稿日:2011/02/03
こんにちは、バネッサ
こんにちは、バネッサ 作: M・W・シャーマット
絵: リリアン・ホーバン
訳: 小杉 佐恵子

出版社: 岩崎書店
 新入学生の春はもうすぐですね。
 新しい環境に、親子でワクワクというよりはドキドキだったことを思い出します。

 さて、恥ずかしがり屋で引っ込み思案の子ネズミのバネッサちゃんが主人公の幼年童話です。
 お友だちを作れずにもじもじしています。
 学校で同級生たちは、少しずつ仲間や話し相手を見つけているのだけれど、バネッサちゃんには、きっかけづくりさえ高いハードルのようです。
 授業中も、答えが解っていても手を挙げ発表できず心の中で葛藤する毎日。

 学校生活では、元気でハキハキ大きな声でものが言える子は先生の目に留まりやすいけれど、バネッサちゃんのような子は先生に気付いてもらうか、バネッサちゃんのように一大決心のうえアクションを起こさない限り、見落とされてしまうことがありますね。

 バネッサちゃんには、素敵なおかあさんがいました。
 良き理解者で、バネッサちゃんの努力の様子を優しく見守り、さりげないアドバイスをしてくれています。
 「うちの子はどうして、こうなんでしょう」という焦燥感や悲観的な様子がなく、バネッサちゃんを信じて待つことのできる素晴らしいおかあさんでした。

 授業の中で自信を持ったバネッサちゃんが変わっていく姿に、今更ながら学校という場の重要さを痛感します。
 そして、挨拶が全ての始まりであることも小さい読者さんに良く伝わる作品だと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 息子の底抜けの笑顔が懐かしい  投稿日:2011/02/03
ゴムあたまポンたろう
ゴムあたまポンたろう 作: 長 新太
出版社: 童心社
 長先生の作品は、いつも凝り固まった大人の心まで開放してくれます。
 久々に手にして思わず借りて来てしまいました。
 
 とおくの ほうから おとこのこが とんできました。

 この最初の一行から私たちは別世界へ連れて行かれます。
 幼い息子を膝に乗せ読んだときの息子の底抜けの笑顔が懐かしい。
 あの笑い声で、親の私までいっときピュアな気持ちになれました。

 今一度読み直し、長先生って子供心を忘れていない純粋な方だったんだな〜、としみじみ思いました。

 わたしもポンたろうのように、事の成り行きに身を任せ飛んでいけたら楽しいだろうなぁ〜。
 “ストレス”って言葉がない世界だろうなぁ〜。

 息子も再読し、ハリネズミの変わり身にまた大笑いしていました。
参考になりました。 2人

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