人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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ふしぎなはこ（評論社）

箱のなかにはいっているのは？！

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てぃんくてぃんく

その他の方・50代・奈良県、女の子22歳

自己紹介: タイムスリップを夢見る　自称永遠の１７歳
絵本も児童文学も、読むのも好きなら書くのも好き。児童書のない生活なんて考えられません。

指導員の傍ら保育園・学童で選書に関わらせてもらったりし、ここんとこ司書をしております。
溢れんばかりの宝島で、お客さんの反応も見ながら、偏向なくなんでも読んでいる気がします。読みすぎて、なかなか絵本ナビに投稿できませんが、良くも悪くも特に印象的だったものは欠かさず投稿したいと心掛けています。
なまらぬる～く見守ってやって下さい。

好きなもの: 竹下文子／鈴木まもる・村山早紀・降矢なな・広野多珂子・甲斐伸枝・今村葦子

「勾玉三部作」　「守り人シリーズ」と文学のファンタジー読みです

－*－*－*－*－*－*－*－*－*－*－*－*－*－*－*－*－*－*－*

娘は
太宰治・中原中也・芥川龍之介・ダ・ヴィンチ・

「人間失格」「文学少女」「ココロコネクト」など「ダ・ヴィンチコード」を狙い中

（敬称略）

ひとこと: 読み聞かせ大好きの娘も中学生になり、絵本は純粋すぎるなど言って、ラノベや日本文学を読んでいます。
ほぼ３６５日部活のため、朝読の１０分で必死に読破しているようです。

今のとこ、レオナルド・ダ・ヴィンチが大好きで、フリーメーソンなどにハマっちゃっているようです。
太宰治に共感できるようです。中原中也に芥川と、アンダーローストーリーがいいそうです。
……思春期です。
あとはボカロっぽいラノベやアニメっぽいラノベを読んでいます。

母は図書館のなかを乱読中。３行読んだら夢の世界へ行ってしまうことが悩みの種。

てぃんくてぃんくさんの声

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本屋で泣いた……　

投稿日：2009/07/28

おこだでませんように
	作: くすのきしげのり絵: 石井聖岳出版社: 小学館

立ち読みして泣いちゃった。恥ずかしかった。後に手元で娘と読みました。
親だけでなく学校でも怒られるのはつらいよね。
子供にありがちな我慢、おし殺した感情。気付かずブイブイ怒る大人。
うわ～～～、娘がきっと毎日遭遇していることなんだろうなぁ。
と、ボルテージが上がっていったところへあの「おこだでませんように」です。ドバッときました。
親子で一緒に読んで、いろんな話が出来るといいね。子供にとってまたひとつ理解してもらえるきっかけになるといいね。

読みながら『おこる』（中川ひろたか）という絵本を連想しました。
こちらは人はなぜ怒るのだろうと、もうひとつ突っ込んだ見解があり、ぼくはなるべく怒らない人になりたいとまで持っていってあります。
相手はどんな気持ちで怒っているのか、自分の気持ちをどうにかして出せないのかという点では、『おこだでませんように』は大きく見積もっても２年生までかと思います。
でも。こんな思いを秘めた子供は、２年生以上にもいるのでしょうね。

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一家に一冊、購入で！　

投稿日：2009/07/28

野遊びを楽しむ里山百年図鑑
	絵: 松岡達英出版社: 小学館

自然が好きなご家庭、里山住まいならまさしく一家に一冊置いておきたい。
松岡達英さんの、確実なる絵と一緒に、里山なら普通に目にするものが一年分つまっています。
図書館で借りただけでは楽しみ尽くせません。一年間そばにないと。

ご近所で見かける蝶々やトンボ。早春の山菜、これでもかというアップで、正直うちにある図鑑より見分けがつきます。
川で魚とり、網ですくうだけではなく……そうか、こんなコツがあったのか。
子供でもすぐできるトラップで水生昆虫を、昆虫を、捕まえよう。
どんぐりの見分け方、鳥に魚に。もう書きつくせません。

これ一冊楽しんだら、博士だよ。
学級文庫にあっても、いいね。

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夏の海のメルヘン　

投稿日：2009/07/28

わたしのあかいぼうし
	作・絵: 南塚直子出版社: 岩崎書店

『うさぎのくれたバレエシューズ』の挿絵画家が、文章も絵も描かれています。
あの繊細な銅版画で、海の底の心温まるお話が繰り広げられます。

お気に入りのあかいぼうしが飛ばされ波にのまれた先は海のなか。
ぼうしについて尋ねまわりますが、パーティでウキウキの海中。
やがてぼうしは見つかりますが──。

貝がらをそっと耳におしあてて聞こえてくるような、小さな子に語りかけるように読みたい、夢見るお姉ちゃんがページを繰るたびに夏を感じる。そんなお話です。
私の印象では３歳～年長さんかな。

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古くても新しい、名作　

投稿日：2009/07/28

ももいろのきりん
	作: 中川李枝子絵: 中川宗弥出版社: 福音館書店

五つ星からさらにはみ出して評価したい、古いながらも色あせることのない名作。
イマジネーションを刺激されまくり、すっかりあっちの世界へ行って素敵な顔で笑う娘に、「この本、買ってあげようか」と呟いてしまいました。
もちろん二つ返事。

オレンジぐまがはげちゃったシーン、わかるかな？と思ったけど、娘大喜びでした。
どうやったらこんなお話を思いつくのでしょうね。

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相変わらず細かい　

投稿日：2009/07/28

カリカリのぼうしやさん
	作・絵: つちだのぶこ出版社: 偕成社

娘の大好きな作家さんなのでセレクト。
相変わらず細かなところまで書き込みがあり、セリフだけで読み進めても楽しそうです。

お月さまのぼうし、ふ～んと読んであらなるほど！
どうするのかな、私ならすごーくすごーく悩んじゃうな。
カリカリさんのアイデアにクスクスッと笑いがもれました。
娘が続けてもう一回と言った絵本。

ただ一回読んでしまえば、正直私にはかわいいだけに映ってしまいました。
この世界にどっぷりハマれれば！

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体感温度がさがります　

投稿日：2009/07/28

ぎんぎらなつのあついひは
	作・絵: 山﨑優子出版社: 至光社

いい～！暑い夏にオススメ。
「めっきらもっきら」を叙情的にした感じでしょうか。

母も娘も、緑の風に誘われて、一面の草原へ！そして海の中へ！涼し～い！
なんとなく。
読後は、体感温度が下がると思われます。

文章は詩的で、娘が私について大きな声で朗読。絵は光や風がよく出ていてトリップできます。
なんのことはない夏の一日、はたまたその一部ですが、娘も私もとても気に入りました。
きつねは本当にいたのでしょうか。読後感がたまりませんね。

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人生積みあげ方式　

投稿日：2009/07/28

つみきのいえ
	文: 平田研也絵: 加藤久仁生出版社: 白泉社

人生を振り返るなんて、大人向けですね。なんなら福祉センターで、年配者への読み聞かせにもいいかと。

と思ったのですが、せっかくＰＴＡの回覧でまわってきたことだし話題だしと、娘に読んだら「おもしろぉぉーい」と感心の声。
わかってんのかな。

人生って、この家のように積みあげ方式。そんな思いも感じられました。少し寂しい。
なんだかおじいさんの死期が近いようにも感じられますね。

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プリンセスと冒険するシリーズ　

投稿日：2009/07/03

リトル・プリンセス 1 ささやきのアザラ姫
	作: ケイティ・チェイス絵: 泉リリカ訳: 日当陽子出版社: ポプラ社

小説には今ひとつ興味のない娘が自ら手に取り「今晩、これ読んで」と言った本。
自分で言っただけに一生懸命聞いていました。
お姫さま大好きっ子には申し分ないほど、次々いろんなプリンセスが出てくるシリーズで、確かに裏も表もなく深みもありませんが、娘はじゅうぶんにワクワクドキドキしていた様子。
途中でやめたら怒られました。二日で読んでしまいましたよ。

プリンセス好きにはたまらないと思います。幼年童話を飛び越して小説の世界ですが、一年生でもじゅうぶん理解して楽しめました。
ゆくゆくはホグワーツやファンタージェンに行きたい母は、今夜もお城で冒険をしに次巻へ行きたいと思います。

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算数を楽しんで！　

投稿日：2009/07/03

たしざんできた！
	作・絵: シモーヌ・エイベル出版社: 偕成社

算数が嫌だと泣き喚く娘に閉口していた時、ちょうど見つけた本。
カロリー制限メニューの本のように、三段階に分かれており、上から絵とお話をあわせていくと、式と答えが出るようになったカード絵本、かな。

これは楽しいようで、面白すぎて手が離れないと娘談。
計算なんて覚えてしまえというご家庭でどうでしょう。
ただ学校教材のカードほどは例がないのですねぇ。
算数プリントよりおもしろかわいい文章問題は、算数というよりお話。お話を読む感覚で算数ができます。お話をすぐ覚えちゃう子には絶対むいていると思いますよ。

ひきざんバージョンもあります。

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真剣勝負！　

投稿日：2009/06/28

うごいちゃだめ！
	作: エリカ・シルヴァマン絵: S.D. シンドラー訳: せなあいこ出版社: アスラン書房

なにを勘違いしたものか、静かな絵本は嫌だとなかなか持って来てくれない娘。
しびれを切らして読んだら、なんのことはない面白おかしくて、最後はハハハッ！と乾いた笑いを漏らしていました。

大人はだいたい先が読めるのですが、子供は息を詰めて聞いていました。
ちょっと「魔女の宅急便」のジジを思い出しました。
真剣勝負もここまでくると滑稽です。でも子供の真剣勝負って、こんなですよね。リアル。
そして最後の思い合いもさりげなくて、友達関係がややこしくなる３年生頃からもいいなぁと思いました。
きれいなのに滑稽な絵がすごくツボでした。

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