話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ
話題
たべもののまちABCity

たべもののまちABCity(小学館集英社プロダクション)

A〜Zのたべものでできた世界で一番おいしそうな街。おいしくてかわいい、ふしぎな街を一緒に探検しよう!

  • かわいい
  • 学べる
  • 全ページ
  • ためしよみ

Gomaneko

ママ・60代・神奈川県、女の子25歳

  • Line

Gomanekoさんの声

3件中 1 〜 3件目最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
あまりおすすめしない 怖い赤い靴  投稿日:2022/11/02
せかい童話図書館(18) あかいくつ
せかい童話図書館(18) あかいくつ 作: アンデルセン
文: あき せいじ
絵: かじ ひでやす
編集プロデュース: 酒井 義夫

出版社: いずみ書房
娘が子供だった頃に子供向けの全集物を読み聞かせたが、ほとんどの本は読んだことがあったが、この本は初めて読む本だった。そして、何とも言えぬ後味の悪さが残った。

カーレンの赤い靴が勝手に踊り出したのは、なぜだろう。教会に赤い靴を履いて行ったから、お世話になった奥様が辛い時に舞踏会へ行ったから、赤い靴に夢中になってうわの空だったから…それは良くないことかもしれない。でも、このような仕打ちを受けるほど、悪ことなのだろうか。

カーレンは辛い思いをしたから、許されると思ったが、自分が辛い思いをすることは悔い改めることにはならない。赤い靴が現れ、教会に入れない。自分の欲を優先して、恩や信仰を蔑ろにしたことを反省し、心から悪いと思った時、初めて、許される。そして、天に召される。天に召されるのが、救いというのも悲しい。

人が「いけない」と言うことはしてはいけない。人から受けた恩には感謝の気持ちを忘れてはいけない。そうでないと、恐ろしい呪いがかかるかもしれない。という話を子供にしたけれど、良くわからない。本当に恐ろしいのはこんなことで呪いをかける天使のような気がする。

小学生だった娘はバレエを習っていたので、足を切り落としても踊り続ける赤い靴を本当に怖がっていた。この本の絵はデフォルメされているので絵自体は怖くないが、あまり子供向けとは思わない。ただ、子供にもとても強い印象を与える本である。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 働くお母さんに読んでほしい本  投稿日:2022/10/29
よるくま
よるくま 作: 酒井 駒子
出版社: 偕成社
 昨日の夜に男の子のところへ訪ねてきた「よるくま」はお母さんを探していた。男の子も一緒に探してあげたけれど、なかなか見つからない。よるくまの手を引いて歩く男の子は小さい子だけど、ちょっと頼もしい。お兄ちゃんみたい。
 お店や公園にもお母さんはいない。家に帰って見てもお母さんはいない。とうとう泣き出してしまうよるくま。心細くて、とてもかわいそう。
 お母さんはよるくまが寝ている間、働いていた。美味しいものを食べさせたり、自転車を買ってあげるために…。

娘が小さい頃、仕事をしていて、保育園に預けていた。なかなか保育園に慣れない子で、言葉を話すようになると「保育園バイバイ」と言い出した。子供を何不自由なく育てようと働いていたが、結局、私は仕事を辞めてしまった。
 このお話はその頃読んだが、よるくまは「何もいらないから、そばにいて」と思ったかもしれない。娘は多分そうだった。でも、よるくまのお母さんは仕事を辞める選択肢はないのかもしれない。よるくまは時々、夜中に目を覚まし、寂しくなってお母さんを探すかもしれない。それでもだんだんお母さんの想いを理解し、お母さんがいなくても寂しくなくなるといいな。

 きれいな青い夜とかわいいよるくまと男の子。誰もいない夜の公園や街も月や明かりに照らされて、美しい。よるくまと影は黒く、夜の中に浮かんでいる。絵も可愛くて、とてもすてき。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 素敵すぎるチョッキが招いた災難  投稿日:2022/10/26
ねずみくんのチョッキ
ねずみくんのチョッキ 作: なかえ よしを
絵: 上野 紀子

出版社: ポプラ社
可哀想なネズミくんはせっかくお母さんに編んでもらったチョッキを台無しにされてしまった。
ネズミくんはちょっとチョッキをアヒルくんに貸しただけなのに…。
みんなちょっと「きついけど…」なんて言いながら、チョッキを着る。
どの動物も「にあうかな?」と嬉しそう。素敵なチョッキなのだ。
最終的にはゾウくんまでチョッキを着るなんて、ネズミくんは想像もしなかっただろう。
紐のように伸びてしまったチョッキ、そしてそれを着て帰る悲しそうなネズミくん。

何ともひどい話である。
この本の教訓は「覆水盆に返らず」か、「簡単に人に物を貸してはいけない」か?

いやいや、違う。
この本に教訓があるかどうかはわからないが、ネズミくんが怒らないところがいいのである。
とんでもない目に会いながらも、誰のせいにもしないところがいい。

最後にちょこっと、伸びたチョッキをゾウさんの鼻にかけて、ブランコをするネズミくんがいる。

昔、娘は、次々と大きな動物がチョッキを着る様子を面白がっていた。
参考になりました。 0人

3件中 1 〜 3件目最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

2025年 今、読んでほしい!この絵本・児童書14選 レビューコンテスト

出版社おすすめ

  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…

全ページためしよみ
年齢別絵本セット