今日はのりちゃんの誕生日。人気のおすしやさんにやってきました。このお店には、時々特別なおすしがまわってくるというウワサがあります。
「マグロ、サーモン、イクラにタイ。 う〜ん、やっぱり おすしって さいこう!」
のりちゃんがもぐもぐ食べていると、お箸を落としてしまいます。テーブルの下をのぞいてみると、そこにはもうひとつのレーンがあって……。
舞台は子どもたちが大好きなまわるおすしやさん。なんてったって次から次へと美味しそうなおすしがやってくるんです。でも、レーンのその奥はどうなっているのか、想像したことはあるでしょうか。急にドキドキハラハラな展開がやってきます。
好奇心旺盛なのりちゃんが乗ったレーンは、海の中へ。歌ったり踊ったりするにぎやかな魚たちの間を通ってたどり着いたのは海の神様たちがいる世界!? いったいそこでは何が起こるの? のりちゃんはおすしやさんに戻れるの?
迫力満点に描かれる海の世界に負けないくらい、くるくるかわる元気なのりちゃんの表情。特別なおすしと対面した時の嬉しそうなこと! 鮮度抜群、活きのいい絵本の登場です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
■令和の恵比寿天 「すしざんまい」社長 木村 清さんもオススメ! のりちゃん、素晴らしい海の世界のお寿司屋さんを教えてくれて、ありがとう! 次は私が、『マグロ大王』の国をご案内しましょう! (令和の恵比寿天 「すしざんまい」社長 木村 清)
■あらすじ 今日はのりちゃんの誕生日。家族でおすしやさんにやってきました。このお店には、ときどき特別なおすしがまわってくるというウワサがあります。 「あっ!」。食事中にお箸を落としてしまったのりちゃん。お箸を拾おうとテーブルの下にもぐり込むと、もうひとつのレーンを見つけます。 「よおし、いってみよう!」好奇心旺盛なのりちゃんは、大きなお皿にのって進みます。 たどり着いたのは海の神様たちがいる世界。実は、何者かがのりちゃんのあとをつけていて…!?
お誕生日に回転寿司屋さんにやって来たのりちゃんの不思議な体験譚。
回転寿司のレーンって、子どもにとっては魅力的なだけに、
実は下にもひみつのレーンがあるなんて、ワクワクです。
寿司だけに、竜宮城のような展開も愉快愉快。
お、言葉遊びも軽快。
ところがハプニング。
見返してみると、確かにいますね、うみぼうず!
窮地からの突破は、寿司屋ならでは。
ラストへはやや唐突ですが、あっぱれ。
子どもならではの目線参加のような印象です。
小学生くらいからでしょうか。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子0歳)
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