
たんぽぽの明るさ、優しさ、逞しさを称えつつ、綿毛が飛びたつさまに子どもたちの旅立ちを重ねあわせた一遍の詩を、絵本として贈る。

タンポポの絵本はいろいろありますが、これもまたいいなぁと、思いました。
網中いづるさんの絵はほんわかしていて可愛らしく、暖かい春のタンポポたちの雰囲気がよく伝わってきました。
特に綿毛が飛んでいくシーンがいいです。
言葉は、あまりあかちゃんなど小さい子どもたちを意識した優しい言葉にはなっていませんが、
端的で短くありのままを語られていて、情景がよく伝わってきて読みやすかったです。
絵が言葉にしっかり反映されているので、
読み聞かせに使うなら小さなお子さんから中学生くらいまで使えると思います。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子14歳)
|