
おじいちゃんっ子だった孫の成長を願いながらも、いつかは先立つ自分がいる。そのとき孫へ何を残せるか。見守り続けたいと願う祖父の孫への愛情が四季を通して描かれる。
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亡くなったおじいちゃんから孫息子へのメッセージと、読みました。
おじいちゃん大好きで、たくさんの楽しい時間を過ごしてきた孫が、祖父を失った悲しみや寂しさと、どう向き合えば良いか孫を思う深い愛情で述べられています。
わすれていい わたしのことは
わすれたくても わすれられないのだから
でも ときは わすれさせてくれる
それは やさしい いのちのしくみ
というページに、美しい言葉だと思いました。
次ページから、残った者へ生きていく勇気を与えてくれるメッセージだと思いました。
絵が、命について語るのにふさわしい優しい色合いで、落ち着いて読めました。
帽子にとまった、赤とんぼが印象的でした。 (アダム&デヴさん 50代・ママ 男の子11歳)
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