
どさっと木からおちた、しぶがきくん。 「おいらを食べてくれない?」 とくいそうに言いますが、ぶたさんもくまさんも行ってしまいます。 「そうか、みんな しぶいのは きらいなんだな」 しぶがきくんがしくしく泣いていると、カラスさんがやってきて「しんぱい ごむよう!」だって。 しぶがきくん、だいへんしん!?
日本各地で古くから身近にあり、子どもたちにも親しまれてきた柿の木。 そこからうまれるしぶがきくんが、食べものとしてもっと愛おしくなる一冊。

しぶがきくんは誰にも相手にしてもらえません。
ちょっとかわいそうな展開ですが、やっぱり「心配ご無用」の決めゼリフは健在です。
カラスのおかげで、美味しい干し柿になったのですが、最初からそのつもりで、柿を枝から落としたのでしょうか。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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