
さむいさむい、冬の森です。 もう眠らなければならないのに、やまねくんが、ともだちのりすくんをひっしに探していました。
うさぎさんに会い、もうすでにねていたへびさんに会い…… やっとのことで木の上の家を見つけましたが、りすくんはいませんでした。
「さむいし、つかれたし、ねむたいし……ぼく、もう だめだ。」
そのとき、やさしい声でやまねくんをよんだのは、くまさんでした。 やまねくんは、くまさんに話します。 あたたかくなるまでもう会えないのに、りすくんに“おやすみ”というのをわすれしまったことを。
やまねくんは、りすくんに会えるのでしょうか。
さいごは、心がぽかぽかになります。

冬眠してしまったら、春になるまで会えないお友だちです。
知らないうちに会えなくなるのは寂しいですよね。
そんな気持ちのヤマネくんが、リスくんに挨拶するまでのお話です。
お互いの思いやりも良いですね。
なんとなくぼやけていくような、たかおゆうこさんの絵も印象的です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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