子どもが大人の行動を見よう見まねで、大人と同じことを真似したがる、そのような時期にぴったりの絵本です。特に電話は、子どもにとってとても興味のある存在です。
娘も電話が大好き。言葉がまだ、思うように発せられない時期から、私の真似をして受話器を耳に当てて、「もしもし」をしていました。
この絵本の文章「もしもし はいはい うん」などの電話の受け答えは、子どもにとって最も身近な言葉です。絵本の中では、こぶちゃん、あるいはきりこさんになりきって、電話でのおしゃべりを疑似体験することができます。子どもが最初に話せるようになる言葉は、案外こういった身近な言葉なのかもしれません。
今では、珍しいダイアル式の電話が登場するのも魅力です。コードレスや携帯電話が主流を占めているこの現代で、子どもたちには、くるくるのコードがついた電話もちゃんと覚えていてほしいなぁと思います。 (はんぶん×ずっこさん -・絵本紹介サイト )
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