子どもの「あるある」をユーモラスに描いた『おしっこちょっぴりもれたろう』『なつみはなんでにでもなれる』『わたしのわごむはわたさない』に続く、大人気作家ヨシタケシンスケさんの新作絵本です。
「くやしい。ボクはくやしい。ボクはチョコがたべたいんだけど、このふくろ、あけにくいんだよ。」 お菓子の個包装を自分で開けられないあきらくん。 今は小さいからお母さんに開けてもらうけれど、大きくなったら、自分のものも、みんなのものも、ぜーんぶあけてあげたいと夢みます。 小さい子の憧れは、とても身近にあるのですね。
「カパッ」「キャパッ」「ピリッ」「プシュ」 物が開いた時のリズムカルな音は、どれもスカッと気持ちいい。 ついつい声に出したくなるオノマトペを、たくさん味わうことができます。
男の子二人のお父さんでもあるヨシタケシンスケさん。 お父さんの顔を垣間見れるシーンもあります。 あきらくんがおとうさんに「あけて」とペットボトルのジュースを持ってきます。 なんだかうれしそうなおとうさん。 「おとうさんは あけるのすきなの?」というあきらくんの素朴な疑問に答える姿は、優しく愛情にあふれ、ちょっぴり切ない気持ちも感じることができます。 「おとうさんのあけかた」もユーモアたっぷり。 この絵本を、おとうさんが子どもに読み聞かせてあげるというのもいいですね。 きっと親子でにっこりできますよ。
実は絵本の中に、姉妹本の主人公たちを見つけることもできるんです。 「もれたろう」「なつみ」「わごむちゃん」がページのどこかに登場します。 出会えた時のうれしさは格別。 みなさんも、ぜひ探してみてくださいね。
(出合聡美 絵本ナビライター)
くやしい。ボクはくやしい。 ボクはチョコがたべたいんだけど、このふくろ、あけにくいんだよ。
ボクはまだちっちゃくてちからもよわいから、このふくろはあけられないんだ…。
でも、もうすこしおおきくなったら、ボクはきっとなんでもあけられるようになるとおもうんだ。 じぶんのぶんもみんなのぶんも、ぜーんぶあけてあげたい。 あきらがあけてあげるから!
どんなものでもあけられるって、なんだか楽しい! 夢が広がるヨシタケシンスケのユーモア絵本。
あきらは お菓子の袋が開けられず すごく苦心してる様子がいじらしい!
おかあさんなら すぐに あけれる・・・くやしい!
じぶんがみんなのものを開けてあげたい 気持ちわかるよ!
はやくおおきくならないかな〜
ここからの発想が ヨシタケシンスケさんらしい
地球まであけるなんて ガバーッ
お父さん登場
お父さんにあけてもらうんですが 大きくなったら お父さんの役割がなくなるね
おとうさんがあいた 大きな口あけて お菓子を口に入れてもらうお父さんお母さん
こんな姿もいいね〜
おとうさん がんばれ! 瓶のふたが開けられるかな!
こんな本 子供たち大好きですよね (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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