![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
本の魅力ってどこにあるのでしょう…? ドキドキワクワク、ときどき涙するストーリー? キレイな挿し絵? 紙やインクの独特なにおい?
お天気の悪い日、ルイーズは傘を持って、 黄色いカッパを着て家を出ました。 怖い犬や、お化け屋敷のようなボロ家、 怪物や幽霊が住んでいそうなゴミ捨て場を通って、 ルイーズが向かったのは図書館。 そこでルイーズを待っていたものは…。
少女・ルイーズに語りかける詩の形で物語を紡ぐのは、 アメリカの黒人女性作家としてはじめてノーベル文学賞を受賞したトニ・モリスンと、 その息子でアーティストのスレイド・モリスン。 シャドラ・ストリックランドの描く絵は、 雨の中、1人で図書館へ向かう少女の不安な心境と、 図書館の本が少女に魅せる、色鮮やかな夢の世界との対比を、 見事に描いています。 今すぐ図書館に足を運んで、お気に入りの本を手に取ってみたくなる物語です。
(木村春子 絵本ナビライター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
たなにならんでいるほんは、みんなひらかれるのをまっているー。ノーベル文学賞作家トニ・モリスンとその息子スレイドが、図書館を舞台に本を読むことによって生まれる可能性や、本のすばらしさをまっすぐに伝える絵本。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
図書館の新刊コーナーで見つけました。
天気の悪い日に、コートと長靴姿で出かける女の子。「せかいはひろいし、いいことがあるかもしれないよ」というセリフに誘われて向かった先は、たくさんの本が並ぶ図書館でした。
「ここならもうひとりぼっちじゃないからね」「おはなしをよめば、つらいこともわすれられる」「ほんをひらけば、いろいろなせかいがみえてくる」などなど、本を愛する人の気持ちを代弁してくれる言葉がたくさんならんでいました。本好きにはたまらない絵本だと思います。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子10歳、女の子7歳、男の子5歳)
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