![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
ある娘と母の心のすれ違いの物語です。でもこの本に描かれているのは読者自身化もしれません。 家出同然で飛び出した娘。「勘当や」と言い捨てた母。 月日は巡り、痴呆になった母がひとすじ流した涙の訳とは。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
実話でしょうか創作でしょうか。
自分ごとのように淡々と語られる家族から、切なさがにじみ出てきました。
豆腐屋という家業から飛びだした主人公の背景で、薄幸な父母という構図が重いのです。
娘当人の、感情を圧し殺したようなドライさに、あまり家族愛が読み取れないので、ただただ両親への感情移入に入り込みそうでした。
これも人生かなぁ。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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