
お話の最後で、たっくん、まーくん、ごーくんの3人は殻から出ます。そしてそのとき初めてお互いの長所を認め合うのです。「大きくなることを怖がらないでね」そんな作者のあたたかなまなざしが、お話全体から感じられます。「たまごにいちゃん」シリーズ第5作目、お楽しみください!

おなじみ!「たまごにいちゃん」
新作は・・・
ひとりでおおきなカラスをやっつけた
「でんせつのたまごにいちゃん」に
あこがれてる『たまごにいちゃんぐみ』の
3羽のお話!
『たまごにいちゃん』のようにたまごのままで
おおきくなっておとうとたちを守ろうと
意気込む「たまごにいちゃんぐみ」の
たっくん・まーくん・ごーくん
それぞれおとうとたちを助けようと
おんぶをしたり、ころがりおちてくるいしから
まもろうとしたり、カラスにいじめられてるのを
たすけようとしてからが割れてしまいました!!
さあ、どうする??
からがわれてしまったことを隠そうとする
ところなどのやりとりがとてもおもしろく
それぞれの表情がかわいく、あきやまさんらしい!!
あきやまさんも書かれてましたが
「自分の憧れに近づこうとして背伸びを
しているうちに、いつのまにか中身も成長して
くれるといいかな〜」というのがうまく
作品に出ています。
いつもたのしい絵本のなかに考えさせられることが
たくさんで、感心します! (かおりせんせいさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子4歳)
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