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![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
暴れ者のトラをやっつけてやろうと思ったサルは、ある日、スズメバチの巣を太鼓だとだまして、トラにたたかせました。ハチに刺されて怒ったトラは「おまえを食ってやる」と、サルを追いかけます。ところが、のんびりタケノコを食べていたサルは、「太鼓たたきは別のサル、ぼくはタケノコ食いのサル」と言ってとぼけます。間抜けなトラを賢いサルが翻弄する、痛快な昔話。『かたつむりとさる』に続くモン族の刺繍による絵本です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
息子が図書館で選んだのですが、よく見ると刺繍の絵だったのに驚きました。刺繍の絵が、ラオス・モン族の昔話の世界をよく伝えていると思います。
息子はサルがトラの口にたけのこの皮を入れるところが面白かったそうです。武器を持たないサルが知恵だけで凶暴なトラをこらしめるのは、昔話ならではだと思いました。いろいろな文化に出会うというのも、絵本の楽しみだと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子5歳)
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