
ヒロミちゃんが、拾ったほうきにまたがると、不思議不思議、ほうきが空を飛び始めました。山の上を飛んだり、街の上を飛んだり。でも、灰色の雲の取り囲まれて…。

ヒロミちゃんが見つけたのは、一本のきたないほうき。
まさかと思ってまたがると、空を飛ぶことができました。
空を飛んでみたい!と思っていた子どものころのことがよみがえり、ヒロミちゃんをうらやましく思いながら、読み進めました。
色鉛筆で無造作に描かれた空の色がパステル調でとってもきれいです。街の様子も、あえて子どもっぽく描かれているのでしょうね。子どものころの夢を再現したような世界が広がっている気がしました。
本当にまじょがいて、まじょがまたほうきを落としてるかもしれないと思う、ヒロミちゃんがかわいい。子どもたちも想像力をふくらませて、ヒロミちゃんのような気持ちを持っていてほしいと思いました。 (けいご!さん 30代・ママ 女の子9歳、男の子5歳)
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