
「パッパカパーンと ラッパを ならす フライパン」「たわしが わになり わなげする」「さらが さらりと ちゅうがえり」。台所用品の楽しいキッチンサーカスを描きます。ヘラがふらふらフラダンスを踊ったり、やかんがさかんに逆立ちしたりと、面白さ満載。玉乗りをしたお玉がずっと転がり続けるというハプニングもあって、クスリと笑いを誘います。韻を踏んだような文章とユーモラスな絵の楽しい言葉遊びの絵本です。

「どきどき」「キッチン」「サーカス」、一見異質な言葉が合わさって、
しかも山村浩二さんの軽妙な造形が愉快な光景を鮮やかに描出。
これはなかなかに豪華です。
キッチンアイテムがサーカスを繰り広げるのですが、
全て言葉遊びというか、ダジャレというか。
もちろん、強引な言葉遊びなので、摩訶不思議な光景が出現します。
それが、サーカスという場にベストマッチ。
「おたまの たまのり とまらない」よろしく、
ずっとサブストーリーをまい進するのが愉快です。
題名に納得です。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子1歳)
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