![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
トントントントン「こんにちは」。ちいさな窓をたたく、ちいさい「あのこ」。ちいさいラッパ、ちいさいおさかな。いつもちいさいものを持ってやってきます。
トントントントン「びっくりした?」もじゃもじゃのかつらとおひげで変装したと思えば、トントントントン、今度はおともだちのカールを連れてきたり。ちいさい「あのこ」を迎えるたびに、ゆるやかで温かな時間が流れていきます。
ちょっぴり不思議でおかしな世界を描く樋勝朋巳さん。銅版画ならではの温かみのある線の上に水彩で着色したやわらかなイラストは、そこはかとなくユーモアが漂って、独特な空気感を醸し出しています。
知れば知るほど気になってくる「あのこ」の存在。今は何をしているのかな?今日は何を持ってきてくれるのかな?とあれこれ想像する時間もまた愛おしいですね。シンプルながら幸福感いっぱいの作品。子どもだけでなく、大人も自分のためにそっとページを開きたくなる、そんな一冊です。
(出合聡美 絵本ナビライター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
おとずれるのは、やわらかで愛おしい時間。ちいさいまどからやってくる、ちいさいあのこ。トントン、トントン、こんにちは。ちいさなラッパ、ちいさなおさかな、へんそうようのおひげ・・・いろんなものをもってやってくる。ときには、いたずらしたりして!ほら、またあのこがやってきた。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
あのこ
あのことは小さいこびとのような子。
小さなまどから遊びに来るんですが、
とにかくかわいい。
小さい子がもっているものは
全部ちいさくてかわいいです。
迎え入れる猫は描かれていますが
人間は手しかうつっていないのが残念です。
ちいさいあのこの友だちもちいさかったです。 (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子14歳)
|