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のねずみのヘーゼルは、プレゼントを持ってお母さんの家へ行きました。 でも、お母さんは留守。 つぎにおばあさんの家に行くと、やっぱり留守。 ひいおばあちゃん・・・、ひいひいおばあちゃん・・・、と、野原をかけめぐるのねずみたちが愛らしい。 野の草花や昆虫など、小さな生き物たちへのいとおしさがいっぱい。
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
『MOTHER’S MOTHER’S DAY』が原題。
訳出の時に敢えて直訳しなかった気持ちがよくわかります。
のねずみのヘーゼルがお母さんのうちに行くのですが、
おかあさんはおばあさんのうちへ、
おばあさんはひいおばあさんのうちへ・・・。
なるほど、今日は特別な日ですからね。
後半はなんとねこが登場。
スリリングさを絵で魅せます。
ここはたっぷり絵を楽しみたいです。
ラストの展開と、絶妙なアングルが絶品です。
丁寧に描かれた森の様子がとても美しいです。
のねずみの造形も、とってもキュート。
連綿と続く母系の絆を垣間見るようでした。 (レイラさん 40代・ママ 男の子18歳、男の子16歳)
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