アンパンマンのかわいいギフトボックス!
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果物や野菜たちが「ねぇ だっこ」と甘えんぼ。みんなだっこしてもらっていい気分!毎月発売される新作絵本の中から、絵本ナビが自信をもっておすすめする「NEXTプラチナブック」。今回ご紹介するのは、『ねぇ だっこ』。赤ちゃんから楽しめる写真絵本、いったいどんな内容なのでしょう?
NEXTプラチナブックとは…?
絵本ナビに寄せられたレビュー評価、レビュー数、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。
そして、毎月発売される新作絵本の中からも、注目作品を選びたい! そんな方におすすめするのが「NEXTプラチナブック」です。3か月に一度選書会議を行い、「次のプラチナブック」として編集長の磯崎が自信を持って推薦する作品を「NEXTプラチナブックメダル」の目印をつけてご案内します。
みどころ
「ねぇ ねぇ だっこ」
だっこをせがむのは、りんご。
優しくだっこをしてあげるのは、バナナです。
体の上にりんごを乗せて、ゆーらゆら。
「だっこ だっこ ねぇ」
今度は、じゃがいもが登場。
大きなキャベツの上はあったかーいね。
「ねぇ ねぇ だっこ」
そこにいるりんごが、本当にそう思っているように見えてくる可愛らしさ。
さらに、マッシュルームとマスカット、さくらんぼとメロン、フランスパンに桃がふたつ。だっこをせがむのも、優しくだっこをしてあげるのも、写真に撮られた果物や野菜たち。絶妙なバランスで乗っかっている彼らは意外な組み合わせかと思いきや、見れば不思議としっくり。みんなとっても嬉しそうなのです。
このキュンとくる赤ちゃん絵本を手がけられたのは、『ぽんちんぱん』(福音館書店)でも大人気、アートディレクターの柿木原政広さん。存在そのものの愛らしさ、寄りそうことのあたたかさ。最小限におさえられた表現の中に、赤ちゃんが大好きな要素がぎゅっと詰まっています。
「ねぇ だっこ」を真似するようになるまで、何度だって読み続けてあげたいですよね。
多彩なだっこ
「だっこ だっこ」と言いながら、実際の写真では、大きな果物や野菜の上に小さな果物や野菜がちょこんと乗っているだけ。それでも伝わってくる感覚はとっても多彩。フィットする場所、相性の良さ、伝わる体温、一番可愛く見える位置、笑いたくなる組み合わせ……。「だっこ」って、こんなにも万能なんだと改めて思わずにはいられません。我が子にも色んな「だっこ」、試してあげてくださいね。
この書籍を作った人
アートディレクター。1970年広島県生まれ。「ドラフト」を経て、2007年に「10inc.」を設立。主な仕事に、静岡市美術館、角川武蔵野ミュージアム、藤高タオル、富士中央幼稚園、singingAEON、R.O.Uなど。また美術館のポスターも多く手がける。2010年にカードゲームブランドRoccaSPIELEを立ち上げる。絵本に『ぽんちんぱん』『おっととっと』『ひともじえほん』(福音館書店)などがある。現在全国を巡回中の「かがくいひろしの世界展」のディレクションと公式図録『かがくいひろしの世界』(ブロンズ新社)のブックデザインも担当。
磯崎 園子(いそざき そのこ)
絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。