ディズニープリンセス じぶんもまわりもしあわせにする おやくそくブック(Gakken)
SNSで話題!すてきな大人になるために大切にしたい「おやくそく」を紹介する絵本。
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絵本紹介
2025.01.20
今年の節分は2月2日。鬼のお面づくりや豆まきの準備をしながら、節分の由来について子どもたちと話すことも多くなることでしょう。鬼といえば赤鬼、青鬼のイメージが強いですが、実は5種類の色の鬼がいるってご存知でしたか?鬼は邪気、仏教でいう「煩悩」にあたるもの。赤鬼は欲望、青鬼は憎しみ、緑鬼は怠慢、緑鬼は疑いの心、黄鬼は甘えという煩悩を表しているのだそうです。子どもたちはいろいろな色の鬼を描くと思いますが、自分が追い払いたい煩悩の鬼のお面を作ってみると、より節分らしくなるかもしれませんね。
今回は、節分をいっそう楽しくしてくれる絵本をご紹介します。
鬼のパンツはいいパンツ〜♪ 思わず口ずさんでしまう定番の童謡に長谷川義史さんがイラストを描いた絵本、最後は誰もが知る大物がパンツをはいて登場! 青鬼・赤鬼が鬼ごっこ、しかも色おに!さらに対戦するのはカラフルな野菜たち?!鬼が苦手なこわがりさんの子どもたちにも楽しく読めるこの一冊がおすすめです。
鬼は外、福はうち!一年一度の節分、家族や友だち、先生たちと大きな声でたくさんの幸せを呼び込んでください。
みどころ
「鬼ーのパンツは いいパンツー」でおなじみの童謡を、長谷川義史さんが豪快な絵で盛り上げる、小さな子でも楽しめる鬼の絵本が登場しました!
注目は「鬼のパンツがトラのどの部分の毛皮で作られているのか」を解説した、衝撃的な「絵」! 長年この歌を知っている大人でも「そんなトコロまで考えたことがなかった」と、思わず感心してしまうはず。本当にたくさんのパンツが描かれていますが、サイズもいろいろ。しかも、トラ縞模様には「トラ」の文字が隠されているので、ぜひ読みながら探しっこしてみてください。
長谷川義史さんの描く鬼は豪快ですが親しみやすく、そのパンツが実に鮮やかな色合いで、かっこいいです。思わず一緒に歌い、踊りたくなることでしょう。そんな時は巻末の楽譜が大活躍! さらにカバー袖には、読み聞かせ動画のQRコードがついているので、メロディーもバッチリです。
最後には「みんなで」ということで、意外なお方(?)が鬼のパンツをはいていますので、お楽しみに♪
この書籍を作った人
1961年大阪府藤井寺市生まれ。『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)で絵本デビュー。『いいからいいから』(絵本館)『へいわってすてきだね』(ブロンズ新社)『おならまんざい』(小学館)など、ユーモラスでおおらかな絵本が大人から子どもまで大人気。また、社会派なテーマにも意欲的に取り組んでいる。『おたまさんのおかいさん』で第34回講談社出版文化賞絵本賞、 『ぼくがラーメンたべてるとき』で第13回日本絵本賞と第57回小学館児童出版文化賞、『あめだま』で第24回日本絵本賞翻訳絵本賞、第2回やなせたかし文化賞など多数受賞。
出版社からの内容紹介
くまがまく たねをまく
くまはまく みずをまく
"まく"でお話が進んでいきます。
"まく"のは、たねやみずだけではありません。
くまがなにかを"まく"と、
いろんなことがつぎつぎと"まき"起こります。
最後は笑顔をふり"まき"みんなハッピー!
この書籍を作った人
1968年岐阜県生まれ。愛知県育ち。大阪府立大学経済学部、MASA MODE ACADEMY OF ART卒業。主な受賞歴:日仏会館ポスター原画入賞、HBファイルコンペ藤枝リュウジ大賞、東京イラストレーターズソサエティ公募プロ部門銅賞など。TIS会員。主な絵本作品:『にんじゃサンタ』『おこさまランチランド』(ともにPHP研究所)『ふじさんです』(教育画劇)。
出版社からの内容紹介
この本は、ぜったいに こわくない!
・節分+鬼=こわい ですが、この絵本の鬼はやさしい!
・こわがりさんの小さな子どもたちでも安心して読めます!
・月刊絵本の人気作品がリクエストにより、市販化!
幼稚園・保育園直販の行事のおはなし絵本『いろいろおにごっこ』がリクエストに応えて、市販化されました。節分のお話ではこわい鬼が出てくるので、こわがりさんはどきどきしてしまうのですが、この絵本の鬼は、のんびりやでユーモラス。読者から「安心して読めました」「こわくない鬼の出てくる節分絵本、大歓迎です」というリクエストの声が殺到。カラフルな野菜たちの色鬼ごっこ遊びと青鬼・赤鬼との交流に、心がぽかぽかするお話です。
この書籍を作った人
1962年、大阪生まれ。デザイナーを経て絵本作家になる。ワークショップ「あとさき塾」1期生。作品に「フンガくん」シリーズ(小学館)、「ガーコちゃん」シリーズ(学研)、『ラージャのカレー』『きつねのおふろ』(ともに偕成社)、『うりぼうのごちそうさがし』(佼成出版社)、『りゅうぐうじょうでさがしもの』(童心社)、『おやつなんだろう』(ひさかたチャイルド)、『えっちゃんええやん』(文研出版)などがある。
みどころ
かわいいとのさまが繰り広げるお話シリーズ、冬編。
「ワンダーブック」1970年4月号〜1971年3月号に連載された全12話が、40年以上を経て、春夏秋冬の季節ごとに4分冊され初の単行本化。
いきいきとした当時のタッチそのままによみがえりました。
すでに春編、夏編、秋編は出版され、この冬編で完結です。
さて、冬のとのさま、いったいどんなおとぼけをやってくれるのでしょう。
お正月、城の門をぶっこわしてやってきたいのししくんを追い払ったつもりのとのさまだけど、あれれ・・・地球をぐるっと回ってもどってきた!?の「いのししくんよういどん」。
寒くてなんにもしたくないとのさま、節分の豆まきもしたくない。するとおにがやってきて、とのさまをおにのお城へつれてった・・・「ほんとうのおにごっこ」。
ひな祭りなのに女の子がいないと嘆くかわうそばあやを慰めようと、とのさまが友達をあつめて自らひな壇に座る「おおきくなったよ」。3つのお話が収載されています。
すばらしいのは「動き」の魅力にあふれたダイナミックな絵(構図、色づかい)と筋書き。
まるで眼前に絵巻物をぱーっと広げられるような、不思議な引力です。
個人的には「いのししくんよういどん」の中のまあるい絵(いのししくん地球一周)が一押し。
一枚にぎゅっとつまった異国情緒あふれる極彩色絵にときめきます。
現代の子どもたちは、どんな場面がお気に入りになるでしょうか。
子どもはもちろん、大人の絵本ファンの方も、お芝居の絵巻物をめくるような気分で「かわいいとのさま」ワールドをお楽しみくださいね。
この書籍を作った人
1932年東京生まれ。グラフィックデザイナー、絵本作家。主な絵本作品に『くろうまブランキー』『くるまはいくつ』『たろうのおでかけ』『ぐるんぱのようちえん』『こすずめのぼうけん』『ちのはなし』(以上福音館書店)、『おひさまがいっぱい』(童心社)、『かにこちゃん』「ことばとかずのえほん」シリーズ(くもん出版)、『マザー・グースのうた』(草思社)など多数。また著書に『父の時代 私の時代』(マガジンハウス)、編著書に『絵本の世界・110人のイラストレーター』など。1987年没。
みどころ
すみからすみまで眺めて楽しい、季節が学べる、こども新聞のような絵本です。
1月から12月まで、それぞれ一見開きページずつ、その月の行事や、季節ならではの出来事が紹介されます。
なぞなぞコーナーや四コマ漫画があったり、ことわざ、暦のことば、お天気コーナーがあったりとおもしろいネタがぎっしり。
イラストが豊富で、文字もそれほど小さくなく、とても読みやすいのが特徴です。
本書を案内するのは、季節のニュースを伝える特派員「エッどんぐりクン」と、そのガールフレンド「マァどんぐりチャン」。
とくに「エッどんぐりクン」は、四コマ漫画でスズメのチーちゃんにつつかれたり、小さい子にしか見えない公園の妖精、コウエンボッコについてレポートしたり(!?)大活躍。
もちろん、他のコーナーでもマイクをもってあちこちに出没。かわいいどんぐりのキャラクターは子どもたちの心をつかむこと間違いなしです。
絵を描いた内田かずひろさんは、朝日新聞の連載『ロダンのココロ』(朝日新聞出版)で注目された作家さん。
一目見たら、「あっロダン!」と思わず声が出てしまうラブラドールも登場しますよ。
内田かずひろさんファンでもそうでなくても、子どもも大人も、一冊まるごと楽しめます。
身近な行事や言葉の意味がコンパクトにまとめられていて、新しい発見ができます。
学びがあると同時に、壁新聞のように短い時間でさっと読める。季節ニュースのエンターテインメントもあじわえて、くすっと笑える。
おうちに一冊、そして教室にも一冊置いておいて、みんなで読みたくなる絵本です。
出版社からの内容紹介
ドラえもんと行事を学んで生活を楽しもう!
年中行事は楽しい!
日本には季節ごとにたくさんの行事があります。
春にはひなまつりやお花見、夏は花火大会やお盆、秋はお月見やハロウィーン、冬にはクリスマスやお正月。
それぞれの行事にはいろいろな決まり事がありますが、それはなぜか知っていますか?
行事やしきたりは長い歴史の中で育まれてきたもので、それぞれに特別な意味や背景があり、それが私達の生活にも影響を与えています。
この本では季節の行事のほか、学校行事や人生の節目の行事まで、その由来やしきたりをイラストや写真でわかりやすく解説しています。
巻末には、季節の折り紙や、月見だんごなどの料理の作り方も紹介しています。
また、それぞれの行事に関する「ドラえもん」のまんがも11本掲載。
ドラえもんやのび太くんたちと四季折々の行事を探検しましょう。
みなさんが行事について深く知り、季節の変化を楽しみながら、たくさんの思い出をつくるお手伝いとなりますように。
文/竹原雅子
編集/木村春子