子どもたちに訪れる「こころの壁」に向き合い、心を強くするためのヒントがつまった絵本シリーズ。2巻は、人間は動物・植物の「命」をもらうことで生きていること(食物連鎖)、代々引き継がれたこと(世代交代)を分かりやすく紹介し、命の大切さを伝えます。
生と死は、常に隣り合わせのものだと感じました。
この世に「永遠」という言葉は無く、人はいつかは死に至ります。
私のおばあちゃんも、1年半前に天国へと旅立ちました。
私は、おばあちゃんが遺してくれた古毛糸やボタンや布切れで、
いろんな小物を作っています。おばあちゃんの思い出のつまったものが、
1つずつ、新しい物に生まれ変わるたびに、おばあちゃんの命も
生まれ変わってくるみたいで、うれしくなります。
私も、おばあちゃんに命の糸をつないでもらって、生まれてきたんだな、
と実感します。
私は12歳で、老人から見れば、人生の時計を刻み始めたばかりです。
しかし、神様から見れば人の一生は、短く、儚いものでしょう。
けれども、私達は一生懸命1日1日を生きています。
まだ子供の私には、自分の未来がどうなっているか想像もつきません。
私は、目の前にある今日を生きます。
死は、かけがえのない命を奪うおそろしいものです。
でも、この先にある人生の道のりは、真っ暗の闇だけではありません。
必ず光が射し込み、いつか自分が生まれてきた理由を知る日が来ます。
だから、世界でたった1つの命を自分から投げ出さないでほしいです。
クラスでも、いじめが起こらないために、この本を読んで、
命の大切さを改めて考えてもらいたいです。
世界には、生きたくても生きられない人がいます。
私は、生まれてきた自分にほこりを持って人生を歩みたいと思います。
そして、いつの日か心をこめて、
「ありがとう。」
と伝えられる日がおとずれることを願っています。 (天使のケーキちゃんさん 10代以下・その他の方 )
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