「学校にいきたくない」というゆうきくんに、お父さんは「なくしものくじら」というキーホルダーをプレゼントします。「これを持っているとなくしたものが見つかるかもしないよ」。次の日、ゆうきくんは学校でなくしてしまった帽子を見つけます。しかし、気に入っていたそのキーホルダーも、友だちとのケンカのうちになくしてしまって……。第8回えほん大賞ストーリー部門大賞受賞作品。
意地悪をされても親切で返す、意地悪をされても親切で返す、このくりかえしの気持ちが、人を変える秘訣かもしれません。
なくしものくじらというファンタジーにこめた、作者の想いが、私自身の心がなくしていたものを教えてくれたような気がします。
不思議だけど素晴らしいくじらでした。
そして、ゆうきくんのお父さんのような存在になりたいと実感しました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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