「選挙」って何? 「民主主義」って、どういうこと? フェイスブック、ツイッターで大反響! 稀代の名著が緊急復刊!!
2016年で90歳。絵本作家として絶大なる人気を誇る、かこさとし。 そのかこさとし先生が、今から30年あまり前に描いた「民主主義の絵本」です。 ハフィントンポスト(日本版)への掲載をきっかけに、フェイスブックやツイッターなどを通じて大きな反響を呼んでいる本書。
子どもたちが集う児童館前の広場が舞台です。いろいろな遊びをする子どもたちの間では、お互いを邪魔に思うトラブルが絶えません。そこで、子どもたちは、その広場で何をして遊ぶのかを投票で決めることにしました。 投票の結果、多数決で決まった遊び。でも、みんなが楽しく遊べる広場ではなくなってしまいました。 そこにやってきた年上のお兄ちゃんが、新たな良い提案をしてくれます。 お兄ちゃんは、どんな提案をしてくれたのでしょう?
日本社会も世界各国も、混迷を深める現代に、もう一度「民主主義」のあるべき姿を問いかける。優しい絵本の中に、大切なメッセージがいっぱい詰まった一冊です。 いつか選挙権を持つ子どもたちも、18歳で初の選挙に参加する人たちも、そして大人になってしまった人たちも…。 今こそ、この名著で「民主主義」について考えてみましょう。
この本は、最も大切な「民主主義の真髄」をとりもどしたいという願いでかいたものです。 「民主主義のヌケガラ」と後世から笑われないために、私たち自身が反省したいと思っています。 かこさとし
※本書は、1983年・童心社刊『かこさとし・しゃかいの本 こどものとうひょう おとなのせんきょ』を復刻するものです。
子供目線で描かれているので子供達にも理解しやすく、何だか小学校の授業のような気もしてしまいましたが、子供の頃からこういう風に多数決だけで決めるのではなく、誰もが納得するような決め方をする、という方法、考え方を学べて凄く良いと思いました。
やはり絵本なので子供達にとっては読み易くて良いのと、かこ先生の文章はとても分かり易く表現されているので子供達でも難しくて読めない、というのではなく読んで理解出来る文章で書かれているので凄く良かったです。
小さな頃からこういう風に何かの物事を決める時にどのようにすれば誰もが良いと思える決め方が出来るのかというような事を考えるヒントをくれる1冊だと思いました。
数が多ければ仕方が無く、少ない方は我慢をしないといけない。と言うのではなく、誰もが納得のいく方法を見付ける。簡単そうで難しい事ですが、本当に大切な事だと思いました。
確かに今の世の中数字だけで左右されている気がします。この絵本は子供が読むと色々な考え方を学ぶ事が出来るだけでなく、読み終えた時に親と一緒に多数決等の物事の決め方についてどう思うかなど話し合ってみるのも良いと思います。
我が家でも話をしてみましたが、やはり多数決だとやはり不満を持つ人たちが出てしまい喧嘩になってしまうかも。と言う意見が出ました。
なかなか簡単そうで難しい事。だけどそれは本当はとても大切な事。だと思います。一人でも多くの人に、多くの子供達に、大人たちにこの絵本を手にしてもう一度人間として社会がどうあるべきなのかと言う事を考えてみてもらいたい1冊だと思いました。
堅苦し過ぎず、誰にでも理解しやすくとても勉強になり、考えさせられる1冊でした。本当に色々な人に読んでみてもらいたい。そんな1冊です。とてもお勧めです。 (ピンクちゃんさん 40代・ママ 女の子11歳、男の子4歳)
|