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シリーズ《世界に生きる子どもたち》第二弾 だれにでも住む家が必要です。 子どもたちには、安全で、幸せに暮らせて、家族と食事ができて、 おもちゃで遊べて、なんの不安もなく眠りにつける場所が必要なのです。
しかし、世界には、危険がせまり、家を離れざるをえなくなった人たちがいます。 2016年末の時点で家を追われた人の数は6,560万人といわれています(国連UNIHCR協会*ホームページより)。 戦争や紛争のために、多くの子どもたちとその家族が難民になりました。
彼らの人生は過酷で不安に満ちています。 それでも、ときには笑い、遊び、友だちをつくり…… どこかで、誰かが、自分たちを新しい家へと温かく迎えてくれるだろうという希望を胸に、生きています。
本書はこうした難民の状況を知り、問題を考えるきっかけとなることを目指して作られた写真絵本です。 新たな家をさがしもとめ、前を向いて生きている子どもたちと家族の姿をとらえています。 *UNHCR…国連難民高等弁務官事務所 (総ルビ/対象学年:小学校中〜高学年)
『すごいね!みんなの通学路』に続く、「世界に生きる子どもたち」シリーズ。
世界の子どもたちが住む環境を写真で照会しています。
まさに、子どもたちが生きていく場所を考えさせられます。
何より、平和である場所を求めて、というのが切ないです。
そう、子どもだって、誰だって、当事者になるかもしれないのが、戦争なんですね。
それでも、不安そうな表情の子どもたちに交じって、
そんな中でもたくましく生きる子どもたちの笑顔が救いでしょうか。
優しく語りかけるような文章が心に沁みます。 (レイラさん 50代・ママ )
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