「トン!」ヒキガエルは山からおりて,一匹,また一匹と集まってくる.「ドドンドドン」道路をわたり,溝を横切り,産卵のために池まで旅をする.太鼓の音がリズムを変えながら,どこまでも寄り添う――.さまざなま障害を乗り越えながら,愚直に歩みつづけるヒキガエルの姿を,親しみをこめて描く,ユニークな韓国の絵本.
韓国生まれのパク・ジォンチェさんの絵本です。
表紙のヒキガエルのド迫力に圧倒されましたが、気になって
図書館から借りてきました。
「トン」から始まって、「ト トン」
ト ト トン ト ト トン
ド ドン ド ドン ダン ダン ダン
この絵本の文は、太鼓の音だけで書かれています。
韓国の仏教だは、鐘は人間のため、木魚は、昆虫の為に
鳴らすと言われています。
後書きの「ヒキガエルがいく」が、本文だと思いました。
産卵のための絵模様にちょっと引いてしまいましたが、心に
残る絵本でした。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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