この絵本を読む前に焼きたてパンを用意しておきましょう。 ・・・なんて注意書きが必要かも、読んだ後の最初の感想は「おいしそう!」に尽きるでしょう。そしてお腹が鳴るでしょう。 食べ物の本、中でも「パン」の本というのはこの「おいしそう!」というのが最高級の褒め言葉でそれが全てだと思っております。おはなしの筋だってその一言につながっているに違いありません。 この「ぎょうれつのできるパンやさん」も表紙を見ただけで、焼きたてのいいにおいと湯気が立ち上ってくるようです。おいしい空気とおいしい水、そしてさいこうのこむぎ。山の奥にぽつんとたったふっくらおじさんのパンやさんがどのようにぎょうれつのできるお店になるのか・・・興味深い話ですが、動物達とのやりとりの度にメニューが増えていくくだりと、最後のたまごパンのレシピには目が釘付けになってしまいます。きっとこの絵本が創られる時も相当な種類のパンが紙の上を行き来したのでは・・・なんて想像するのもまた楽しいですね。久々に一冊まるごとおいしそうな本発見です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ふっくらおじさんの焼くパンは、どれも絶品!その評判は動物から動物へ、人から人へ、噂が噂を呼んで・・・。絵本を読んだあなたもきっと、今すぐパンがたべたくなっちゃう。
とにかく食べてみたいパンがたくさんでてきます。
オープンしたばかりのパン屋さんにきた
さいしょのお客さんはぐうぐうやまの動物たち。
パンのおいしさは口コミで広まって・・・
とうとう行列ができる評判のお店になりました。
娘も「ねー、おいしそうやろー?」
「どうぶつがもってきたものでパンをつくってくれるとよー」
「よんでよかったろー?」
と大絶賛でした。
私はウシさんのミルクパンとフクロウさんのひめりんごパン
をぜひ食べてみたいです。 (事務員さん 30代・ママ 女の子6歳、女の子3歳)
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