お母さんが、また、ねずみくんにチョッキをあんでくれました。 「ぴったりにあうでしょう」とうれしそうなねずみくん。 「いいチョッキだね ちょっときせてよ」 ぞうさんがやってきますが、今度はねずみくん、きっぱりと断ります! (シリーズ1作目『ねずみくんのチョッキ』とはちがいますよ)
「だめだめ。ぞうさんにはおおきすぎてきられないよ」とはっきり言ったねずみくんですが、大好きなねみちゃんに「ちょっときせてよ」と言われると断れません。 「ねみちゃんならいいや」と、かしてあげます。 ところがねみちゃんは、あひるさんにかしてあげてしまって・・・。 やっぱりチョッキはのびてしまう!? ええ、でもそれだけじゃないんですよ。 何が起こるのか、あとは、読んでのお楽しみ。
「なかなかいいチョッキだ」とご満悦で泳ぐ動物たちの、表情がとってもいい感じです。 1作目みたいにねずみくんのしょんぼりした顔を見なくてもすみます(ねずみくんは知りませんからね)。 そのかわり必死になるのはねみちゃん、という面白さ。 いつものように色彩で囲われた枠のなかで、すてきなタッチの鉛筆画が展開していきます。 今作のサーモンピンクは、ねみちゃんを前にしたねずみくんの、ピンクに染まったほっぺの色みたい。 愛らしい色とお話の内容がなんとなくぴったりで、うふふ、としあわせな気分になっちゃいます。 発売以来シリーズ累計500万部突破、ねずみくんシリーズ第3作目のお話です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
○あらすじ また、チョッキをあんでもらったねずみくん。 そこへぞうさんがやってきて、「いいチョッキだね。ちょっときせてよ」とかりようとしたけれど、「だめだめ。ぞうさんにはおおきすぎるよ」と、ことわります。 ところが、だいすきなねみちゃんがやってきて、「ちょっときせてよ」といわれたねずみくんは、「ねみちゃんなら、いいや」とたいせつなチョッキをかしてあげました。 それからが、たいへん。ねずみくんのチョッキはどうなってしまうのでしょう?
○編集部より だいすきなねみちゃんだから、チョッキをかしてあげたねずみくん。 「ぽっ」とあかくなるねずみくんの顔がとても愛らしいです。 ねみちゃんにかしたチョッキが、どうなってしまったのかも知らずにルンルンのねずみくんと、たいへんなことになったと必死のねみちゃんが楽しいお話。
2歳9ヶ月の息子に図書館で借りて、読んであげました。
最近、ねずみくんシリーズがお気に入りなので、この絵本を選びました。
またお母さんにチョッキを編んでもらったねずみくん。今回は大好きなねみちゃんに貸してあげました。最後のねみちゃんの様子が面白い!
親子でお気に入りの1冊になりました。 (ポン太さん 30代・ママ 男の子2歳、女の子0歳)
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