出来たて、炊きたて、おいしそう! 『あ・さ・ご・は・ん!』 【NEXTプラチナブック】
「さあ、あさだ。おなかがすいた。あさごはん!!」
お米をあらって、炊飯器でスイッチオン。その間におみそ汁。お湯を沸かして、材料切って、出汁も忘れずに、まとめてぐつぐつ。主役のしゃけにお塩をひとつまみ。フライパンでじゅーじゅーじゅー。お鍋ぐつぐつぐつ、炊飯器ごとごとごと。あちらこちらで美味しいにおいと美味しい音!
しゃけがいい感じに焼けてきたころ……ぴぴぴっぴぴぴっ。全部ほかほか、出来たて、炊きたて、おいしそう。お茶碗によそって。
「みんな! ごはんだよー!」
「武田美穂のたべもの絵本」シリーズ、待望の第4弾。『ハンバーグハンバーグ』『パパ・カレー』『オムライス ヘイ!』ときて、今度の主役は「あさごはん」。ご飯におみそ汁にしゃけがあって、なんだか今までより大変そう? いえいえ、そんなことはありません。大事なのは段取りとリズム。ぶつぶつ言いながら作っているうちに、心も体も元気になってきて、すっかり目が覚めた頃に食卓を囲んで「いただきます!」。これなら毎朝いいスタートがきれそうです。
武田美穂さんの手にかかれば、お料理だって、洗いものだって、炊飯器でさえも、全部がエンターテイメント。湯気の演出だって効果的。あとは気持ちを乗せるだけ。このおいしいおいしい絵本シリーズが、作る人のことも食べる人のことも応援してくれますよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「さあ、あさだ、おなかがすいた あさごはん」おこめをあらって、炊飯器で炊いているあいだに、おみそしるのおゆをわかして。具をいれて火をかけながら、しゃけをやくよ。しゃけ、じゅーじゅーじゅー。おみそしる、ぐつぐつぐつ。おこめ、ごとごとごと。おなべにおみそをとかしながら、しゃけをひっくり返して、ごはんをよそって! いっぺんにあさごはんのできあがり! 武田美穂のたべもの絵本新シリーズ。
武田美穂さんの素敵なライブ調理、今度はあさごはんです。
朝の光景と、お腹がすいた、というシチュエーションが実に健康的で嬉しいです。
まずは、お米を研ぐところからスタート。
オノマトペも楽しく、段取りもリズミカルに。
お味噌汁は「豪華に豚肉入り」ですって。
「おいしくなあれ」の呼びかけもいいですね。
合間には手順を考えて(炊飯器の炊き上がり時間も考慮して)、
洗い物まで。
うーん、素晴らしい。
主役の鮭の塩焼きも、ライブ感満載です。
見返しには、前夜の準備、茹でホウレンソウや出汁取りなど、
丁寧な作業が心地よいです。
やはり、題名のように、あ・さ・ご・は・ん!のクオリティです。 (レイラさん 50代・ママ )
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