大人になると目に止まる事も少なくなり、忘れてしまいがちですが。なぜか、子ども達は働く車が大好き。 街中でも田舎道でも目ざとく発見しては喜んでいるのです。 本来、人は働く事が好きなのか?・・・なんて話は置いておいて。 数ある「働く車」の絵本の中でも、ちょっと変り種な新刊がこちらです。 何がちょっと違うって、表紙は車じゃなくて、運転する人が堂々と立っているだけなんですから。しかもポーズをとって。 「ぼくは はたらくんジャー はたらくんジャーは きょうもいく」 この繰り返しでお馴染みの働く車が登場します。 ウチの息子も口ずさんでしまう、遊び心たっぷりの文章は、詩や翻訳も多く手がける木坂涼さん。 妙なポージングと大胆な遠近感でワクワクしてくる絵は、洒落たユーモアセンスの持ち主、高畠那生さん。お2人の手にかかるとこんなユニークな絵本になるんです。 そして、「はたらくんジャー」も週の終わりは「はたらかないんジャー!」うまい! ちょっと大人の心も打ち抜かれそうです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
子どもたちが大好きな働く乗り物を、個性あふれるイラストとリズム感あふれる文章で、お届けします。新しい形の「乗り物絵本」。
ぼくは、はたらくんジャー。今日はショベルカーではたらくんジャー! ガガガ、グググ、掘るぞ掘るぞ。大きな穴がいっちょあがり! 楽しいイラストとリズム感で働く乗り物が大好きなお子さんはもちろん、男の子女の子関係なく楽しめる絵本です。擬音で子ども達の心をがっつり掴みます。
(ぼんぬさん 40代・ママ 女の子4歳)
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