タイトルと、自転車の補助輪が外れたばかりのわたくんが主人公とあっては、ハラハラドキドキを期待していたら、この絵本の発想は何だというのでしょう。
見ている嫁さんも息子も口をあんぐり状態。
幼年期を遠く過ぎた子どもには、ついていけなかったようです。
補助輪を外してもらったわたくんはうれしくてたまりません。
この絵本は、そんなわたくんの夢物語でしょうか。
わたくんにしては大冒険です。
坂道を駈け下り、踏切を越え、国道を渡り、道行く車と競走し…。
ここから先は空想世界ですが、自転車に乗り始めた子どもがしてはいけないことばかり。
おかあさんから「ここから外に出ちゃダメよ」「スピード出しちゃダメよ」などと注意されることばかりが展開されているのです。
わたくんはそんなおかあさんにパンを買ってきてあげたかったのですね。
楽しい絵本でした。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子14歳)
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