地球最大の恐竜の口をのぞく勇気ある? 長さ2mのヤスデってどんなだろう? ページを広げると、実物大の恐竜の顔! 古代の地球はおどろきがいっぱい。あざやかな切り絵で見せる、古代生物の姿。絵はぜんぶ実物大! その迫力に目をみはります。
今現在実際に生きているものたちは、アリでもゾウでも、もしかしたらシーラカンスでも、目にすることができるかもしれません。でも、古代に生きてもう絶滅してしまった生き物たちを、目にする機会は絶対にありません。大きさを実感することは出来ないのです。子どもたちに、絶滅した生き物たちの大切さを実感してほしいーそんな思いを、切り絵の名手スティーブ・ジェンキンズが実現したのが本書。1mmしかない原生動物や世界一小さい恐竜サルトプスの実際の姿。そして体調14mにも達するギガノトサウルスの歯。馬一頭も食べられるほどの恐鳥類のくちばし。長さ2mのヤスデ。みんなみんなそのままの大きさで描いてあります。大好評だった前作に引き続き、今回も、ジェンキンズの切り絵の技が冴えわたっています。また、巻末には、登場する動物たちのくわしい説明もありますから、実感とともに知識を深めることもできます。
「これがほんとのおおきさ!」に続いて読ませていただきましたが、この絵本で扱われている生き物は、子どもにとって知らない生き物が多く、「これがほんとの大きさ!」に比べると盛り上がりに欠けました。とはいえ、「大昔にはこんな生き物がいたんだね」とそれなりに楽しく読ませていただきました。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子4歳)
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