♪おまけの おまけの きしゃぽっぽ〜
これは魔法のおまじない。なんのおまじないかって? それはね。
ノンタンがブランコをひとりじめ。おともだちに「かわって」と言われても、なかなか順番をかわりません。だって、まだまだ楽しみたいノンタン。だけど、おともだちは「ずるいよ、ずるいよ」みんな怒ってしまいます。
「まってよ まってよ。 10までかぞえたら、順番かわるよ。」
あわてて言ったノンタンですが、ノンタン、実は1・2・3までしか数えられなくて……。
続きは読んでのお楽しみ。最後にみんなが笑顔になっているのは、おまじないに秘密があるのかもしれません。これはさっそく真似してみなくっちゃ。
40年以上も前からずっと、子どもたちのおともだち「ノンタン」。人気の理由はたくさんあるのでしょう。でも大人になってわかるのは、ノンタンが子どもそのものってこと! 自分の感情に素直で、ちょっぴりわがままなところもあるけれど、喜んだり、泣いたり、恥ずかしがったり。まるで自分を見ているみたい。子どもたちはそんな風にハラハラしたり、共感しながらお話を楽しんでいるのでしょうね。
シリーズは全部で20冊以上。ノンタンが日常生活の色々な場面に登場してくれていますよ。好きなお話を見つけてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ノンタンはぶらんこをひとりじめ。友だちになかなかかわろうとしません。幼児のエゴと自発性をたくみにとらえた、ゆかいなお話。
ぶらんこやいろいろな遊具に乗っている時に
♪おまけのおまけのきしゃぽっぽ
と保育士さんが歌うと
子供たちはちゃーんと、順番をまもり、次の子と代わる光景を
よく目にしていました。
保育士さんは、素敵な歌をしってるな〜。と思っていました。
本屋さんで、トイレトレーニング用にノンタンの本を購入しようと探していたところ、この「ぶらんこのせて」を手にしました。
魔法の歌は、ノンタンの絵本の言葉だったのですね。
のんたんが、まだ遊んでいたい気持ちや
代わりたいのに代われないもどかしさ
言葉では気持ちを上手く伝えられない、そんな
1〜2歳児の気持ちを表現している素敵な絵本です。
この絵本を読んでから、親子で楽しみながら順番を守ることを教えることができたように思います。 (みみずくままさん 30代・ママ 男の子2歳、男の子0歳)
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