街の片隅に捨てられていた自転車のピカピカは、小さな女の子の手助けで自転車屋のおじいさんに修理してもらい、船でアフリカへ旅立ちます。アフリカでは、助産婦のモシャおばさんがピカピカを待っていました。どこへでも走っていける自転車は、アフリカではとても役立つ乗り物なのです。助産婦さんを乗せて走るピカピカは、赤ちゃんの誕生に立ち会って……。実際の話をヒントに、アフリカまで取材に行き5年の歳月をかけて完成した絵本です。
娘が図書館で選び、借りてきました。
ピカピカは、捨てられた自転車です。
猫たちが相談して、ゆきちゃんという女の子をピカピカに引き合わせます。ゆきちゃんのおじいちゃんに修理されて「ピカピカ」になったピカピカは、遠いアフリカの途上国へ送られて行きます。そこでモシャおばさんという助産婦さんの自転車となり、飛び回って大活躍。その映像を、日本でゆきちゃんがTVで見かけます。
一度は捨てられるも、生き生きと再生したピカピカ。大勢の人の温かい気持ちに、こちらも笑顔にされられます。ちょっぴり教育的でもあるのですが、決して押し付けがましくなく、物語としてとても楽しめます。
3歳の娘も引き込まれたようで、自転車が船で外国へ輸送され譲与されること、海賊のこと、助産婦さんという職業のこと…わからないことは私に質問しながら、何度も何度も読みたがります。もう少し大きくなってからも違う事を感じながら、また読んでもらいたいです。我が家の書架に加えようかな? (いちがつにがつさん 30代・ママ 女の子3歳、男の子0歳)
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