赤ちゃんの誕生は、家族だけでなく太陽や月や地球など自然界すべてから祝福されています。赤ちゃん誕生の喜びを謳いあげたこの本を子どもといっしょに読んでください。
【磯崎ママ】 子どもがうまれる前に読んできれいな言葉の絵本だな、と思っていたのですがそれ以上にうまれた後に読んでみたらまた違うのかなぁ、という好奇心の方が大きかったのです。 そして無事出産し、1週間程経ち何気なくめくってみました。1ページ1ページ読み進めていくだけでなぜだか涙が出てきたのです。あさやよる、いんりょくやたいよう、くうきやもりのきぎ、そんなものがほんとうに祝福してくれているような気がしてきて何とも言えない切ない気持ちになりました。もしかしたらこの1回だけだったのかもしれないけど絵本を「経験」出来たという感覚です。本当に尊い命を1つ授かったんだ、と実感したのでしょうか。 本の最後にはそれぞれ地球の動きの解説もついていて、そんな具体的なところがすごくいい。この地球での一日一日がとても新鮮に感じられます。 「ちきゅうにうまれておめでとう!!」 これから色々なものを見に出かけようね。 なんで泣いているのかわからなくなってきて疲れてきた時に読んであげたら、あかちゃんも静かになり、私もまた楽しい気分になってきました。絵本の効果ってきっと親にも大きいのだろうな、とまたまた実感。
4年生のクラスで読み聞かせをした作品です。
ちょうど、成人式まで半分の学年で、自分がうまれてきたことがらを学んだり、考えたりしている時期でした。
バートンの「せいめいのれきし」は地球の生い立ちを語ってくれる。この本は、子どもがうまれる、そして人が生まれてくる途中を神秘的にそして科学的に子どもに伝えてくれます。
9・10歳くらいになると、子どもは自己を発見します。他の友達とどこが違うのか、良い悪いも含めて、「わたし」を発見し始めます。
だからこそ、周りの大人ひとりひとりが「あなたがだいじ」…と声をかけてほしい時期です。
照れも恥ずかしさもなしに、この本を子どもに読んでいると、「あなたがだいじ」って、自然と伝えようとするから。
だからこの本をお子さんに読んであげてほしいです。
ちょっと頭でっかちな(私のような)ぶりっこむきに、最後に科学的うんちくも書かれています。
だれもが「ひざを ちぢめて まるまって、まっていた」…そう、私だって。
月も太陽も引力さえも、自分のために用意されていた気にもなる、…そう、私だって。
そう、私だって、地球に待ってもらっていて、生まれてきたんだよね。って、読み手も自己肯定できる。
自分に自信がなくなったとき、大人が自分のために読むのもいいなぁ。
自己にめざめはじめた、9歳くらいのお子さんに、ぜひぜひ読んであげてほしいと私は思います。 (えのもさん 40代・その他の方 男の子12歳、男の子10歳)
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