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ニシンが取れず、貧しさと飢えに苦しむ男の子とおじいさんは、ついにおきてを破って舟を出した。漁を終え、急いで浜へと戻る途中で出会ったのは…。北の海を舞台に繰り広げられる、こわーい話。
昔ながらの妖怪話を読みたくて探して、たどり着きました。
挿絵がまず雰囲気が凄く出ていて、この後に起こる恐ろしいことを予感させます。
そして村の掟を破って船を出す村人達。
掟の本当の意味を知らない若い衆達の愚かさと、それに乗っからざるを得ない村の窮状が、昔の人の生きる厳しさを感じさせました。
文章が短めで読みやすく、挿絵も臨場感に溢れているので、凄く迫力が出ていて面白かったです。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子7歳)
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