ドラマチックな赤ちゃん誕生の絵本。愛情をこめた美しい絵と、簡潔な文章で、胎内での赤ちゃんの成長を、そのはじまりのはじまりから、日を追い月を追って正確に伝えます。
【安藤パパ】 「父親になるっ!」。最初の子を妻が身ごもったときは、相当入れ込んだものだった。毎日、妻のおなかを擦りながらまだ見ぬ娘(←なぜか女の子と決めつけていた)に語りかけていた。当時、僕は町の本屋で働いていたが、仕入れのときも「それ系の本」に目がいってしまうほど。そんなとき問屋で見つけたのがこの『赤ちゃんのはなし』だった。「小さな生命のもと」が胎児として成長し、誕生するまでのプロセス、そしてその子が家族に見守られながらスクスク育ち、初めて笑う日までの優しい時間がゆったりと描かれている。モノクロームの緻密な絵がクリーム系の紙に調和し、簡潔で美しい文章も心地よく響く。「私にも見せて」。妻もこの絵本を手にすると、心身ともにリラックスする様子だった。やがて3年が経ち、娘には弟が生まれることになった。「ママ、大丈夫かなあ?」。出産で入院した母を心配する娘に、「ほら、こうやってヒロシは生まれてくるんだよ。楽しみだね」。と、この本を読んであげたのも、いまでは懐かしい想い出だ。
この絵本はかなり古いものですよね。
でも、こうして読み継がれているという事実。
今は、おなかの赤ちゃんを3Dや4Dで見ることができる時代なんだそうですが、この絵本は神秘的でいのちの不思議を心ゆくまで堪能できる一冊です。
個人的にはリアルな画像より、この絵本のように美しい挿絵のほうが好きです。
表紙の赤ちゃんの笑顔は最高に美しく、かわいらしい。
まるで天使ですね。
子どもたちにもおなかの中でのと赤ちゃんの成長ぶりがよくわかり、また、どれだけ愛されてこの世に誕生したのかがわかる素晴らしい1冊です。 (ハッピーカオリンママさん 30代・ママ 男の子9歳、女の子7歳、女の子5歳)
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