青い屋根に白い壁、黒いスーツに茶色の靴、 真っ赤な蝶ネクタイがオシャレな「かるべくん」。 マイクを手に紹介してくれるのは、 とっても辛い「カレーライスのおうち」に首の部分が動く「ロボットのおうち」、 坂道コロコロ「ボールのおうち」や、ひっくり返った「さかさのおうち」。 とってもすてきな…?おうちたち。 そしてかるべくんは、私たちに聞いてきます、「みんなは どっちが すきかしら?」。 聞かれた瞬間、「えーー!」「えらべないー!」「へんー!」という、 子ども達の喜ぶ声が聞こえてきそうな絵本です。 真剣に悩んでみるのも良し、どうして選んだのか、子どもに聞いてみるのも良し、 大勢で楽しむとより盛り上がるかも…と楽しみ方が広がる絵本です。
ユニークな発想のおうちを次々生み出す軽部武宏さんは、 なんと1級建築士の免許を持つ、異色の絵本作家さん。 軽部さんの手にかかれば、絵本に登場するへんてこなおうちたちも、 きっと実在する…のでしょうか?
絵本好きの方の中には、「軽部武宏」の名前を聞いて、 「あれ?」と思う方もいるかもしれません。 大人も震える怪談絵本『ちょうつがいきいきい』(作/加門七海、出版社/岩崎書店)や 迫力満点の妖怪を描いた『大接近!妖怪図鑑』(あかね書房)なども軽部さんの作品。 あの世とこの世の曖昧な世界を描かせたら絵本界でも類を見ない作家さんです。 タイプの異なる軽部さんの作品を、この機会に味わってみるのはいかがでしょうか?
へんてこですてきなおうちをまだまだ楽しみたい方には、 続編の『いいな いいな あの おうち』もオススメです。
(木村春子 絵本ナビライター)
ありそうで、ありえないおうち、大集合。
1級建築士でもある絵本作家が描く、へんてこなおうちを14軒ご紹介。「カレーライスの家」「鳩時計の家」など、奇抜なおうちが続々登場!家族揃って楽しめる満足度100%の絵本です。さあ、あなたはどれが好き?
表紙の文字形のおうちが可愛いので、間取りが気になり読んでみました。
表紙のおうちはデザインということらしく登場せず、もっと変なおうちが沢山載っていました。
カバーのそでに「ありそうで ありえない おうちが…」と書いてありましたが、「絶対ないわ!」とつっこみを入れつつ、面白く読みました。
家の中の様子が丸見えの絵が多く、使用中のトイレも描かれています。
かるべくんが2軒づつ紹介しては「みんなは どっちが すきかしら。」と聞いてくるので、読み聞かせで読んだら大騒ぎになりそうです。
(みいのさん 50代・ママ 男の子19歳、女の子14歳)
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