ずっと気になっていた10人のおふくさんたち、満を持して12人勢ぞろいです。
すっかり懇意になったおにさんに、改めてみんなを紹介するという形で、
12か月の歳時記のような趣です。
睦月、如月など、古来の月の名前がそのまま、おふくさん個々の名前。
その月の名前の由来、行事などが描かれているのですが、
おふくさんたちらしい光景になっているのが素敵です。
おにさんもすっかり溶け込み、楽しんでいるのもほほえましいです。
ふくふく、にこにこ、なかよく。
なんて素晴らしい境地でしょうか。
読んでいるだけで、お福分けしてもらっった心地です。
見返しには、服部美法さん自身も学んだという伊勢型紙の絵柄が、
大杉華桜さん制作で添えられているのも見ごたえがあります。