「つきよにごようじん」 みんなの声

森の番人が何者なのか、全く先が想像できない展開に、最初から一気にひきこまれました。幻想的な雰囲気と、なんとも不思議なお話が、月夜にぴったり。おうもの、おわれるものが、おもしろかったです。長い間、絶版になっていたんですね。記憶に残るような独創的な絵本でした。

森の番人の大男の正体は？
不気味な森を夜回りする男は、決して強そうではありません。
むしろ忍び寄る影に萎縮しているようです。
逃げ出した大男が、月を背にした時、びっくりするような立場の大逆転でした。
月夜に用心するのは、大男ではなかったですね。

なんだかあやしげに始まるストーリー…。
これから何がおこるんだろうと、わくわくしながらも、
ちょっとこわい感じ。
夜の世界を描いていますが、それがとてもきれいで、
絵だけを見ていても楽しいです。
最後のページは、びっくりしちゃいますよ。