24種類の木の芽の拡大写真と、長新太さんの詩を合わせた写真科学絵本。
冬になると、公園の木々も葉っぱを落として寒々しい姿になってしまいますね。ところが、よーく(拡大して)見ると、こんなに不思議な世界があったなんて!と驚かされます。公園の木々が、帽子をかぶった子どもや、うさぎ・コアラ・馬などの動物、バンザイをしている人の姿に見えてくるのです。ぜひ、公園の木々もよーく観察してみてください。
物語絵本の時は静かに聞いていた子が、ぺージをめくるたびに、「手をこんな風にしてる!」とまねしてみたり、「これはニンニクの帽子をかぶってますね〜」、「これは…フクロウに見える!」と積極的に発言したり!子どもたちの想像力の豊かさに感心するばかりでした。
途中で“パッパッパッパッ”という言葉が同じ写真とともにくり返し登場するのですが、「またや〜!」と大爆笑。写真のおもしろさに加えて、長新太さんの詩が子どもたちの心をつかんでいたようです。