どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
たべもののまちABCity(小学館集英社プロダクション)
A〜Zのたべものでできた世界で一番おいしそうな街。おいしくてかわいい、ふしぎな街を一緒に探検しよう!
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奥の深いお話ですね 平和とは戦争とは・・・子どものいつもと変わらない日常も突然奪われてしまう恐ろしさ 大人たちは一体何を考えているのだろ言う・・・ ペドロは「おまえが、幸運をはこんできてくれるからさ」というパパの期待に見事に応えます 少年の目から見た軍事政権下での機転の働かせ方に感服です そんなに深く考えていないかもしれませんが、家族を守るという本能がそうさせたのかもしれないと感じました まだまだ子どもの生活を脅かす国家は少なからずありますね
投稿日:2011/11/27
あなたの家族のことを書いて下さい。 題は「わが家の夜のすごし方」。 何気ない作文が恐ろしい罠だと思ったとき、この話の怖さの大きさを感じました。 チリの軍事独裁政権。 反対する人たちは反政府であることだけで、軍に捕えられていきます。 政府に反対しながら、身を小さくして生活している人々。 そんな時に、学校に現れたロモ大尉。 名誉と賞品をちらつかせながら、書かせたのが作文でした。 子どもは大人を良く見ています。 子どもからみた親がどんな人間か。 作文に描かれたとき、本人たちの意図とは別にいろいろなものが見えてきます。 この話の展開に、私は緊張しました。 そして、最後に書かれたペドロの作文。 ペドロの知恵と、親たちの苦悩を理解していたことに感激しました。 ペドロは親を見ていたのです。 作文の内容を書いてしまうと、反則のような気がします。 お父さんお母さんにお薦めです。
投稿日:2011/11/17
図書館の「平和を考える」というテーマの特集コーナーで見つけました。 舞台は軍事独裁下のチリ。あるとき軍服を着た人が学校にやってきて、子どもたちに作文を書かせます。テーマは「わが家の夜の過ごし方」。子どもたちから情報を受けて、独裁政権に反対する者を探し出そうとするのです。背筋が凍る思いがしました。 9歳の子が親を守らなければいけないその状況に腹が立ちます。
投稿日:2022/04/22
主人公が9歳ということなので、中学年以上の方にお薦めします。 1973年チリで起きた軍事クーデタをベースに書かれた作品です。 反戦(反独)を訴える作品ですが、大人も含め軍事政権体制下の民衆の生活というものが、いかなるものかを知る上で、貴重な一冊だと思いました。 日常の中に、ひたひたと、きな臭いにおいが立ちこめて、大人たちの狼狽の中、こどもたちも考えずにはいられなくなる非常事態。 ペデロは、チリの9歳の少年。 サッカーが好きで、愛する両親と暮らしています。 軍事クーデタが起こり、友だちの親が“独裁反対”をとなえたかどで、日常の真っ昼間、仕事着のまま軍人に連行されていきます。 ペデロの家では、夜、口数も少なく両親が遠い外国の周波数に合わせ、ラジオ放送に聞き入っています。 友人の親が連行された夜、お母さんは泣いていました。 翌日、学校に軍人が現れ、『我が家の夜のすごしかた』というタイトルの作文を書かせられます。 こどもの口から親の反独裁因子をさがしあてようとする画策か、なんとも卑劣な行為だと思いました。 ペドロの作文を読んで、このような嘘を書いて親を守らなければならないなんて、なんて悲しいことだろうと思いました。 ペドロのように機転のきく子でなければ、真実を書いて親が連行され、自分の作文が理由だったとわかったら…。想像すると、その子の人生がねじ曲げられてしまうようで、やりきれません。 嘘を諫める事もできず、父親が「こんど、チェスを買ってこなくっちゃ。」と笑っていう一言を読んで、胸が苦しくなりました。 “純粋な子どもの心”まで利用するものは、戦争であれなんであれ許されるものでは無いと思います。 「卑怯、卑怯、ひきょう〜、でも怖い!」これが息子の一事です。 お子さんが小さい方は、ご家族にもご一読をお薦めします。
投稿日:2009/09/16
戦争や平和についてかかれた絵本にこだわってます。 ペドロは、サッカー好きの9才の男の子。 パパとママは、毎晩、よく聞き取れないラジオで、軍事独裁政権のニュースを聞き、国の将来を案じていた。 子供には関係のないこと、と思っていたが、親友のパパが目の前で軍人に連れ去られたり、学校にまで大尉がやってきて、『わが家の夜のすごしかた』という作文を書けといったり・・・??? ペドロがどんな作文を書いたのか、とてもドキドキしました。 最悪の悲しいラストを想像していたので、意外な展開に感動しました! たった9才の(我が家の長女と同学年)子に、こんな勇気(真実を書かない勇気)と知恵があるなんて・・・。 文も長く、内容も難しいので、小さな子には向きませんが、小学校中学年くらいから、ぜひぜひ読んであげてほしい絵本です。 戦争(軍事独裁)の醜さと、平和の大切さを、日本でももっともっと訴えてほしいと思います。
投稿日:2004/09/27
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