寒い冬、ひろこさんは森のお友達たちにお手紙を書こうと考えます。
リス、トカゲ、もみの木など相手はさまざまです。
手紙はどれも、自然と触れ合って遊ぶことを大切に思うひろこさんの感性がとてもかわいいです。
手紙は「スミレが咲いたらまた遊びましょう」と結ばれます。
ここまで書くと、なんとなくクライマックスをも想像できてしまいますが・・
想像通りだと思っていても、最後のもみの木と動物たちの場面が
約束が守られていて素敵だなあと思いました。
思わず春が待ち遠しくなりますね。
今の季節にぴったりな、自然が好きな子に良い一冊だと思います。