「五感のえほん」シリーズの1冊です。
タイトル通り“はなす”ということがテーマになっています。
竹内さんの書く物語は、積み上げばなしっぽい印象を受けます。
長谷川集平さんの絵、好きです。
表紙絵のバックは黄色で手に取ると目を惹きます。
主人公の“わたし”は園服を着て、園児が下げるようなバックを下げているので、幼稚園の年長さんのせってっぽいのですが、子どもたちのやり取りをしているのを見ると小学校低学年くらいに見えます。
よしおくんはボロ泣きしていましたが、ケンカの内容がそれほど底意地の悪いものでなくてホッとしました。
とにかく1ページ1ページの子どもたちの表情が面白いです。
“わたし”の喜びとか嬉しさ加減でもニコニコした表情がいくつかあったので、ページを動かして顔だけ追ってみたりしました。
遠目も効きそうなので、読み聞かせにも使えそうな気がします。
たんぽぽが咲いているので、読むなら春がよさそうです。