クレメント・ムーアの詩、「クリスマスのまえのばん」の絵本を
また見つけてしまいました。
『The Night Before Christmas』を『あすはたのしいクリスマス』と
訳出していたので気付きませんでした。
『クリスマスのまえのばん』の訳出で書かれた他の作品では、
セント・ニコラスのまま、詩にはあまり描写の無い衣装は地味な毛皮ですが、
この作品では、今風に、サンタクロースと訳出され、衣装も赤地に白の縁取り。
先に他の作品を読んでいたせいか、少し違和感がありました。
でも、詩に忠実に、と描かれた、19世紀中ごろを模した古風な絵が、
また違った味わいです。
金関寿夫さんは『カニツンツン』でのちょっと個性のある文章が印象的だったので、
その独特のリズム感に納得です。
この詩は少し古風なので、ちょっと今風に訳され、描かれた今作でまず親しみ、
もっと忠実にセント・ニコラスなどと訳された他の作品を読むといいかもしれませんね。