「どこ どこ？ ねどこ」 ママの声

表紙から中まで、挿絵がすべて刺繍をベースに
した手芸で作られています。
あたたかくて、繊細で愛らしくて、
質感まで伝わってきて、触りたい！と
思ってしまう。
動物たちが順番に自分たちの寝床で
眠りにつくシンプルなお話です。
お話としては、幼い幼児向け。
でも、挿絵は小学生が見ても大人が見ても
感動します。
かわいいー！すごーい！と作品を作る発想と
丁寧さに反応よしでした。
この方が製作するもっと対象年齢が上の本の
挿絵も見てみたい！

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
なんと刺繍の作品ですが、素材の持ち味が抜群に生かされていますね。
キツネ、リスの毛並みは芸術的ですらあります。
題名の通り、登場する動物たちの寝床を紹介するストーリー。
刺繍だからこその表現がとても美しいです。
寝床がテーマという事で、文章も穏やかに、
おやすみ絵本としても良質です。
白鳥の羽、水面などは、この作者だからこそのクオリティです。
ベッドサイドのディスプレイとしてもいいかもしれませんね。