おばけの忙しい季節になってきましたね。
なんでも恐いと思うと、恐いものにみえてくるものです。
この絵本は、恐いはずのおばけが、ちょっとユーモラスなんです。
表紙の地色は、あまり絵本では見かけないラベンダーパープル。
『うちの…』シリーズの一冊です。
『おとうじゃ、ないって』の村上康成先生の絵です。
私は、“おばあちゃんのページ”が好きです。
近所の4歳の女の子は、“お風呂のページ”がお好みのようでした。
『なんだろう?』とおびえつつ、わんちゃんと近づいて行くねこちゃんのしっぽが、各ページまたかわいいんです。
見返しには、五線譜にのせた曲のおまけまで、早速ピアノで弾いてみました。歌にするとお話を丸暗記できちゃいそうです。
小さいお子さんと楽しいおばけ談義のできる一冊です。