廃線になった高架鉄道で、枯れかけた雑草や花を見つけた主人公は、その草花の世話をはじめます。
その草花たちは、線路を辿るように進み、いつしか高架鉄道を埋めつくすまでに。
そして、草花は鉄道の外にも広がっていくのです。
灰色一色だった街が、美しい緑で彩られていきます!
こんなところが、本当にあったら素敵だな〜と思ったら、どうやら本当にあるようです。
人間が捨てたものの上に芽吹く、新しい命。
自然は、どんな場所でも生き抜くことができるのだと…。
自然の力強さ、美しさをとても感じることのできる一冊です。
すごいなぁ…と思いました。
この力を人間が最大限に生かそうと決めたなら、想像以上に素敵なことが起こるだろうなと思いました。